ミラノで伝統工芸
2025-02-25 13:46:40

埼玉の革製品ブランドがミラノで伝統工芸の魅力を発信

日本の伝統工芸とラグジュアリーの出会い



埼玉県吉川市に本社を構える「サロンドアルファード」が、世界的なファッションイベント「ミラノコレクション」に出展することが決まりました。このイベントは、日本の伝統技術を活用しながら、現代のラグジュアリー感を追求したバッグを発表する絶好の機会です。

サロンドアルファードとは


「サロンドアルファード」は、満田工業株式会社が手掛けるブランドで、上質なレザーアイテムを展開しています。ブランドの特徴は、イタリアのラグジュアリーブランドにも使用される高品質な革を取り入れたアイテムを自社工房でハンドメイドで仕立てること。そのため、商品一つ一つに丁寧な技術と誇りが込められています。

今回の出展のテーマ


今回のミラノコレクションでは、「Japanesque Sustainable Formal」をテーマにし、日本の伝統を強調したフォーマルバッグの魅力を世界に発信します。同ブランドは、伝統工芸と革新の融合を目指し、特に「MUNETAKA YOKOYAMA」とのコラボレーションに注力。日本の技術が凝縮された西陣織など、伝統的な素材を使用しつつ、現代のセンスを取り入れた新しいバッグがラインナップされます。

イタリアの格式と日本の伝統の融合


本イベントは、「Villa Erba」という美しい会場で開催されます。コモ湖に面したこの場所は、イタリアの格式とラグジュアリーが体現された特別なスポットです。その周辺はシルク産業の有名な地域でもあり、さらには日本の伝統工芸である絹織物の産地である京都とも共通点があります。この場所で、サロンドアルファードは日本からのアプローチを持ち寄り、国際的な舞台での存在感を示します。

また、出展に併せてエクスクルーシブ・パーティや展示会も開催予定です。世界中のファッション関係者やメディア、バイヤーが一堂に会する機会となります。これにより、サロンドアルファードは新たな市場開拓を目指す意図を持って挑戦します。

ブランドのビジョンと取り組み


サロンドアルファードは、環境にも配慮したサステナブルな商品開発にも積極的です。現在、売上が全体の4割以上に達するほど地球環境を考慮した商品を展開しています。
中でも、SDGsパートナーとしての取り組みを強化し、持続可能な企業活動に寄与しています。

代表取締役の満田浩樹氏は、早稲田大学での学位取得後、ヨーロッパ24カ国を単身で旅し、ファッションやアートを学びました。帰国後は家業を継ぎ、新ブランド「SALON DE ALFURD」を立ち上げました。特に、価格と品質の両立を目指すビジネスモデルが功を奏し、急成長を遂げています。これにより、阪急や三越などの日本の代表的な百貨店にもその名を知られるようになりました。

まとめ


埼玉から世界へ向けて発信するサロンドアルファードの挑戦は、伝統と革新を融合させたファッションの可能性を示しています。ミラノコレクションでの出展を通じて、多くの人々に日本の素晴らしさを伝え、国際的な舞台での評価を得ることが期待されます。


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