バーバリーが170周年を祝した新キャンペーン「The Trench, Portraits of an Icon」の魅力
バーバリーが2026年3月2日(ロンドン現地時間)に発表したグローバルキャンペーン「The Trench, Portraits of an Icon」は、創業170周年という特別な節目を祝うものです。このキャンペーンは、同社の象徴ともいえるトレンチコートの魅力を再確認し、進化を続けるブランドのメッセージを伝えることを目的としています。
トレンチコートの誕生とその意義
バーバリーの創業者トーマス・バーバリーが1879年に開発したギャバジン素材は、雨風から身を守りつつ、自由な動きを可能にする革新的なものです。この素材は、アウターウェアの常識を覆し、今日はまさにトレンチコートの代名詞となっています。そのデザインは、シンプルさとエレガンスを兼ね備え、時代を超えて愛され続けています。
キャンペーンのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるダニエル・リーは、「トレンチコートの持つ二面性—防具であり自己表現のキャンバス—を、多くのクリエイティブな友人たちによって表現してもらいました」と語っています。このアイデアは、トレンチコートに刻まれた文化的な意義を新たな視点から再評価することを目的としています。
ポートレートシリーズと多様な表現
本キャンペーンに含まれるティム・ウォーカーによる親密なモノクロームのポートレートシリーズは、瞬間的な美と普遍的なテーマを反映しています。襟を立てる、ベルトをラフに結ぶといったさりげないスタイルを通じて、トレンチコートが持つ防護性と自己表現性が、一層際立っています。
参加者には、映画、音楽、ファッション界から23名のグローバルアイコンが名を連ねており、宇多田ヒカルもその一人です。各アイコンが独自の視点でトレンチコートを着こなすことで、世代を超えた文化の肖像が描かれています。
ドキュメンタリーフィルムと音楽
キャンペーンでは、キャストとスタッフの自然な交流を記録したドキュメンタリーフィルムも制作されました。このフィルムのサウンドトラックにはブラーの楽曲が使われており、現代の英国の創造性と自信に満ちた姿を映し出しています。トレンチコートが持つ歴史の深さと、その魅力を新たに掘り下げる試みが感じられます。
トレンチコートの新たな表現
バーバリーの170年に渡る歴史を祝う本キャンペーンは、伝統的なトレンチコートに加え、現代的なデザインにも挑戦しています。英国のクラフトマンシップを反映したヘリテージコレクションに加え、新たにボリューム感を加えたデザインや、軽量なトロピカルギャバジンを使用したアイテムが展開される予定です。
ウィンドウディスプレイとポップアップストア
さらに、世界各地の店舗ではトレンチコートをテーマにしたウィンドウディスプレイやポップアップストアが展開され、商品の魅力を体験する機会も提供されます。大判の白黒ポートレートを展示し、ギャラリーのような空間を創出することで、キャンペーンのメッセージがより一層伝わります。
宇多田ヒカルのメッセージ
宇多田ヒカルは、「バーバリーのトレンチコートは、背が2cm高くなったような気分にさせてくれます」と表現し、自身のクリエイティブな視点やバーバリーに対する思いを語っています。彼女にとって、バーバリーは英国家の象徴であり、職人たちの技術が感じられる存在なのです。
バーバリーのさらなる未来へ
バーバリーはこのキャンペーンを通じて、過去のレガシーを称賛しつつも未来へ向けて進化し続けます。170年の歴史を背負ったトレンチコートは、今後もファッション界におけるアイコンとして新たな解釈を加えられ、世界中の人々に影響を与え続けることでしょう。バーバリーの挑戦から目が離せません。