「Nico Wellness」から生まれる新しい歯科医療の形とは？

株式会社Doctorbookは、2013年の創業以来、「医療に選択肢を」という理念で医療と患者をつなぐプラットフォームを展開してきました。この理念に基づき新たに始めたのが、旗艦プロジェクト『Nico Wellness』です。この取り組みは、医療における情報の非対称性を解消し、誰もが医療を積極的に選べる社会を実現するための重要なステップとなります。

歯科医療の重要性の高まり

近年、政府が推進する「国民皆歯科健診」など、歯科医療の重要性はこれまで以上に注目されています。『Nico Wellness広尾デンタルクリニック』の設立は、この時代の要請に応えるものです。私たちが住む『人生100年時代』では、歯科医療は乳歯から始まり、成人期、そして高齢者期まで、ライフステージごとに重要な役割を果たします。

さらに、歯周病が糖尿病や心血管疾患などの全身疾患と関連していることが研究から示されており、歯の健康が全体的な健康に与える影響は見過ごせません。このため、口腔ケアが健康維持の基盤であることは明らかです。

World Health Organization（WHO）も2023年には「2030年に向けたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の一環として、より良い口腔保健の達成を求めています。

『Nico Wellness』の立ち上げ背景

『Nico Wellness広尾デンタルクリニック』は、Doctorbookが持つ理念を具体的に実現するプロジェクトです。「どこに行ったら良いか分からない」「選べないから歯医者に行けない」といった患者の声に応えるため、まさに「ほけん相談窓口の歯科版」とも言える新しい仕組みを提供します。

このクリニックでは、これまで培ってきた医療者のアカウントや医療機関とのチャネルを活用し、患者に最適な受診導線を設計。東京科学大学との共同研究で生まれた、歯周病DTx治療アプリの導入により、予防歯科の新たな形も提案しています。

今後の展望

Doctorbookは今後も医療メディアやDX事業を基盤にしたサービスを拡張し、この『Nico Wellness広尾デンタルクリニック』を皮切りに、医療と患者の新しい関係を築いていきます。新たなフラッグシップクリニックを通じて、歯科医療に対する意識を高め、患者の受診行動を促進する役割を果たすことを目指しています。