木製食器の未来を支える革新的な塗料
2025年6月から完全施行される改正食品衛生法に新たに制定されたポジティブリスト制度。木製食器を製造・販売しているすべての事業者にとって、この法律は極めて重要なものです。今回はこの法律に唯一適合した木製食器用高機能塗料『木守り専科 食器コート』の紹介を通じて、木製食器の塗装が変わる可能性について考えてみましょう。
ポジティブリスト制度とは?
改正食品衛生法の背景には、食品の安全性を国際基準に引き上げるための取り組みがあります。この中で新たに創設されたポジティブリスト制度は、材料の安全性を評価するためのもので、これに基づくと、特定の安全が確認された物質のみを使用することができるのです。これにより、従来のネガティブリスト制度とは異なり、より厳格な管理が求められることになります。
木守り専科 食器コートの特長
株式会社シオンが製造する『木守り専科 食器コート』は、このポジティブリストに完全適合した塗料です。使用される原料は、亜麻仁油や紅花油などの植物油や天然樹脂、さらに米のもみ殻から得られる植物性シリカなど、全てが自然素材で構成されています。このため、人にも環境にも優しい塗料と言えるでしょう。
さらに、ウレタンや合成樹脂を一切使用せずに、高い撥水性や防汚性、耐熱性を持っていて、食中毒を防ぐ抗菌性も実現しています。つまり、ただの塗料としてだけではなく、木製食器の持つ温かみや風合いを損なうことなく、長く使える食器作りを支えています。
新たな価値の提供
『木守り専科 食器コート』は、半造膜+適度なツヤの仕上がりになるため、木製食器の魅力が引き立ちます。そのため、製品の付加価値を向上させることができ、消費者にも喜ばれることでしょう。製品のバリエーションも豊富で、500mlから16Lまでのサイズが用意されています。
販売の利便性
この製品は2023年4月から既に販売が開始されており、直接販売あるいは建材店や塗料店を通じて購買することが可能です。業務用の特別価格も用意されているため、より多くの方々に利用していただけることでしょう。
終わりに
『木守り専科 食器コート』は、改正食品衛生法に伴う新たな時代を迎える中、木製食器業界に大きな影響を与える製品です。これからの木製食器塗装において、塗料の選択がもたらす安全性は不可欠です。是非、この機会に最新の情報をチェックし、安全で美しい木製食器の可能性を広げていきましょう。