インフルエンサーマーケティングの実態調査、その結果と考察
近年、SNSでの影響力を持つインフルエンサーによるマーケティングが注目されています。しかし、「インフルエンサーに頼んでも売れない」といった声も多く聞かれ、その効果に疑問を持つ人も少なくありません。実際のところ、インフルエンサーの発信は消費者の購買行動にどの程度影響を与えているのでしょうか?
調査概要
株式会社LeveL.Lは、945人を対象にインフルエンサーの発信の影響を調査しました。調査には、男女別、年齢別の幅広い層が含まれており、結果はインフルエンサーマーケティングの通説を覆すものでした。
調査内容
- - 調査期間:2026年3月6日~3月15日
- - 調査方法:インターネット
- - 対象者:全国の10代から70代までの男女
- - 有効回答数:945人
購入経験について
約46.7%もの人がインフルエンサーの発信をきっかけに商品やサービスを購入したと回答しました。この結果は、一般的なイメージである「効果がない」という意見とは真逆のものであり、多くの人々がインフルエンサーの情報を信じていることを示しています。
購入した商品カテゴリ
購入経験のある方々からの自由記述からは、実際に購入した商品のジャンルが様々であることが分かりました。特に、美容・スキンケア、食品、旅行といった多岐にわたるカテゴリーが人気です。たとえば、美容系ではメイクアップアーティストの小田切ヒロさんが紹介するセザンヌの商品が好評を得ており、使用法が明示されていることで購入意欲が高まることが証明されています。
また、ヒカキンさんによるコンビニ限定のプロデュース商品が人気であることも明らかになりました。コンビニで購入しやすい商品という特性が、消費者の購買行動を後押ししているのです。
情報収集の実態
消費者は情報を鵜呑みにせず、自らリサーチを行っているという結果も明らかになりました。77.6%の人が、購入前に他の情報やレビューを確認したと回答しています。この数値は、インフルエンサーの発信が購入の決め手にはなっても、あくまでスタート地点であることを示しています。
特に、ガジェット系の商品の購入時には、YouTubeでの実際の使用感や性能を確認してから判断するケースが多いことが見受けられます。
PR表記と信頼性
さらに注目したいのがPR表記に関する調査結果です。91.6%の人々は、PRと知っていても購入する可能性があると回答しました。消費者はコンテンツの品質を重視し、「内容が良ければPR表記は関係ない」と考えているようです。この結果からも、PR表記が購入の障壁にはならないことが確認されました。
購入後の満足度
実際に購入した商品に対する満足度も注目すべきポイントです。91.8%の人々が「良かった」と回答しており、インフルエンサーが発信する内容が実際の体験と一致していることが満足度に繋がっています。
まとめ
今回の調査結果から、インフルエンサーマーケティングはまだまだ力を持っていることが示されました。消費者は賢く、自ら情報を精査した上で購買行動を選択しているため、マーケティングに携わる者はインフルエンサーとの関係を戦略的に考え、信頼性の高いコンテンツを発信することが重要です。今後もインフルエンサーマーケティングの動向に注目し続けていきたいですね。