有田焼の新たな挑戦
2026-02-25 14:40:24

持続可能な未来へ、陶土と紙が出会った新しい有田焼の魅力

陶土と紙が生み出す未来の有田焼



陶土は、長い歴史を持つ有田焼の基盤ですが、ひとたび廃棄されるとその価値が失われてしまいます。そこで注目されるのが「NEO CLAY®×TSUMUGI」と名付けられた新しい有田焼のシリーズです。このプロジェクトは、一般社団法人アップサイクルと株式会社東洋セラミックスが手を組んで生まれました。2023年2月25日より、新たな製品が順次販売開始されることになりました。

持続可能な取り組み



この取り組みでは、実際に有田焼の製造過程で廃棄されていた「珪」という成分を再利用しています。毎年約300〜400トンもの珪が、粘性が足りずに使われることなく処分されているのです。その処理にはおおよそ1000万円もの費用がかかる現状がありました。窯業界全体でも資源の枯渇が大きな課題となっており、この問題に取り組むために「NEO CLAY®」という新技術が開発されました。この技術を使って、廃棄されていた「珪」を粘性を持つ陶土へと変えることが目指されています。

新たな価値の創造



「NEO CLAY®」は、粉砕した珪を粘性を持つ土と混合することで、成形可能な陶土に生まれ変わらせることに成功しました。今回はこの技術を基にした食器を提案し、サステナブルな社会の実現に向けた一歩を踏み出します。また、有田地域に留まらず、東京や会津、さらにはECサイトでも販売されるため、より多くの人々にこの新しい有田焼を手に取ってもらえるチャンスが生まれています。

「TSUMUGI」とのコラボレーション



さらに、一般社団法人アップサイクルが推進している「TSUMUGI」プロジェクトとのコラボも注目です。これは、スーパーマーケットやオフィス、市役所から回収された紙資源や、間伐材を再利用して紙糸を作り出す取り組みです。それにより、環境に配慮した新しい商品が生まれることを目指しています。今回はこの「TSUMUGI」の一環として、紙の原材料である「パルプ」を顔料とすることで新たな有田焼を形作りました。

美しさと品質の両立



有田焼の特徴はその釉薬の艶やかな仕上がりですが、今回のシリーズではあえて釉薬を使わず、珪の特性を活かしたざらっとした質感の製品が完成しました。デザインは「麻乃葉模様」「若葉模様」「手描墨絵唐草模様」の3種類から選ぶことができ、各アイテムは様々なフォルムで展開されます。この新しいアプローチによって、400年という伝統を持つ有田焼が、現代のニーズに応える形で進化を遂げています。

商品の概要



この新シリーズは、洋皿、ボウル、平ボウル、ワイングラス、マグカップなど、日常使いしやすい全15種を提供します。さらに、この新技術を活用することで、従来の有田焼と同等の価格を実現しました。これにより、サステナブルな選択肢としても魅力的な製品に仕上がっています。

販売情報



新シリーズは、2023年2月25日より、東洋セラミックス店舗やTSUMUGI店舗、ネスカフェ原宿をはじめとする各地で販売されます。オンラインでも購入できるため、手軽にこの新しい有田焼を試すことができます。特にカジュアルワイングラスは3月下旬以降の販売予定です。

このように、持続可能な価値の創造を目指す「NEO CLAY®×TSUMUGI」は、ただの製品を超えて、未来へ向けた意識改革の一部となっています。ぜひ、この機会に新しい有田焼の魅力に触れてみてください。


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