おしゃれなZ世代のエモ消費を探る
一般財団法人日本ファッション協会が運営するスタイルアリーナは、おしゃれに敏感なZ世代の消費行動を深掘りするため、渋谷で街頭インタビューを実施しました。この調査には78名の女性が参加し、彼女たちの本音が明らかになりました。
Z世代の消費行動の基本
Z世代における消費は、「オンラインファースト」や「タイパ重視」といった特性がよく語られます。これは、スマートフォンを使用し、効率よく情報を得る傾向が強い世代であるからです。しかし、実際にインタビューを通じて浮かび上がったのは、一般的な概念だけでは捉えきれない複雑な心理でした。
消費の背後にある「迷い」と「明確な動機」
調査の中で、Z世代の消費には「迷い」と呼ばれる心理的要因が強く影響しています。価格だけでなく、今の自分にそのアイテムが本当に必要か、どのように使うか、自分が後悔しないかといった疑念が彼女たちの決定を遅らせるのです。つまり、物を選ぶ際の「迷い」は、消費者が持つ動機を理解するための重要な鍵とも言えます。
4つの消費の動機
インタビュー内容をもとに、彼女たちの消費には4つの明確な動機が存在することがわかりました。
①今日を乗り切るための「コンディション調整」
多くのZ世代は、自分のコンディションを整えることを重要視しています。ネイルや美容ケアは、見た目だけでなく気持ちにプラスの影響を与える「必要経費」と捉えられているのです。ある美容師の24歳女性は「ネイルはモチベーションに大きく影響する」と言っています。
②自分を肯定する「ベストチョイス」
自分へのご褒美としての消費も重要です。この行為は、自己肯定感を高めることに繋がります。23歳の会社員は「好きなものを我慢しないことで、満足感を得られる」と語ります。
③新しい自分に出会う「センスアップデート」
新しい体験や挑戦を通じて、自分の感性やスキルを高めることが求められています。24歳の美容師は、「新しい発見が自分を成長させてくれる」と語っており、新たな経験への期待感が消費の動機となり得ることを示しています。
④明日への活力を生む「リレーション構築」
友人やコミュニティとの時間を大切にする彼女たちは、そのための消費にもお金をかけます。22歳のアイリストは「ライブでのパワーを感じられることが何よりも楽しい」と語り、共有の経験が消費の意義であると示しています。
まとめ
Z世代の消費は、ただ物を手に入れることではなく、自分の心を整えたり、新たな自分を発見したりする行為なのです。調査から見えてきた「迷い」と「動機」の背後には、彼女たちそれぞれの個人的な価値観や感情が深く根付いています。そして、それが新たな購入のきっかけを生んでいます。
スタイルアリーナでは、これからもZ世代の声を追い続け、マーケティングや商品開発に役立つデータとインサイトを提供していきます。興味がある方はぜひお問い合わせください。