新素材でウイルス対策
2025-12-10 12:15:28

冬のウイルス対策!キリンの新素材「L.ラクティス プラズマ」公表

キリンが発表した抗ウイルス素材「L.ラクティス プラズマ」とは



冬が近づくと、多くのウイルスが活発になる季節です。その中でも「アデノウイルス」は、風邪やプール熱など、身近なウイルスとして知られています。そんな冬場のウイルス対策に、キリンホールディングスのヘルスサイエンス研究所が新たな素材「L.ラクティス プラズマ」の抗ウイルス効果を発表しました。

新たな研究成果


この素材の特筆すべきポイントは、免疫の重要な役割を担うpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を活性化させ、アデノウイルスに対する抗ウイルス応答を迅速に引き起こすことができるということです。これまでも「L.ラクティス プラズマ」の抗ウイルス効果に関する研究はあったものの、アデノウイルスに特化した研究が行われるのは今回が初めてです。

この研究成果は、2025年に開催された「日本抗加齢協会第9回学術フォーラム」で発表され、多くの専門家たちの注目を集めました。特に、アデノウイルスは日本国内で年間を通じて発症が確認されるウイルスであり、私たちの生活に密接に関わっています。

研究の具体的内容


最近の研究では、ヒト由来のpDCに対し、L.ラクティス プラズマと不活化されたアデノウイルスを同時に刺激することによって、免疫反応が高まることが示されました。特に、短期間での刺激において「L.ラクティス プラズマ」の効果が明確に表れ、IFN-αという抗ウイルス性物質の産生量が有意に上昇しました。この結果は、「L.ラクティス プラズマ」がアデノウイルスに対する迅速な免疫反応を促進する可能性を示唆しています。

今後の展望


キリンは今後も「L.ラクティス プラズマ」を介したウイルスに対する研究を続け、様々なウイルスの感染症に対する解決策を模索するとしています。免疫機能の維持が私たちの健康に直結することを考えると、この研究は非常に意義深いものです。

キリングループは、自然の中で人々の健康を見つめるものづくりを進めており、「食と健康」の新たな喜びを提供しています。心豊かな社会を実現するために、この研究が少しでも貢献できることを期待しています。

冬の時期、風邪やインフルエンザなどウイルスに対する不安は尽きませんが、今後の研究成果に注目しつつ、日常生活でできるウイルス対策をしっかりと行っていきたいですね。


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