2025年10代女子が選ぶトレンドランキングで見えた新しい潮流

2025年10代女子が選ぶトレンドランキングで見えた世界

このたび、株式会社マイナビが運営する『マイナビティーンズラボ』が発表した「2025年10代女子が選ぶトレンドランキング」は、特に目を引く結果となりました。調査は13〜19歳の女性613名を対象に行われ、11年目を迎えたこの調査は、最新のティーントレンドを浮き彫りにしています。ランキングは、「ヒト」「コト」「モノ」「コトバ」「ウタ」の5ジャンルに分けられ、今年のトレンドが数多くの共通点を持っていることがわかりました。

ヒト部門の人気発信者

特にヒト部門では、ABEMAの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』に出演する 長浜広奈（おひなさま） が堂々の1位を獲得しました。彼女の透明感あるビジュアルと自然体なキャラクターは、同世代からの支持を集め、SNS上でも多くのフォロワーを抱えています。インタビューを行った10代女子の中からは「彼女の率直な意見に共感する」といった声が多数寄せられました。

続いて2位には同じく『今日、好きになりました。』に出演した MON7A（もんた） が登場。作詞作曲を手掛ける彼女は、150万人以上のフォロワーを持ち、ヒット曲『おやすみTaxi』で更に注目を浴びています。

3位には、若手ガールズグループ HANA がランクイン。デビューから急成長を遂げ、彼女たちの楽曲もトレンドに繋がっています。

コト部門のトレンドに影響再考

コト部門では、映画の話題が上位を占めています。特に、劇場版『鬼滅の刃』が1位を獲得し、10代女子を中心に話題を集めています。映画が提供する体験の新しさやSNSでの共有が重視されていることがうかがえ、友達との共通の話題作りに欠かせない存在となっているようです。

コトバ部門から見える新たな言葉

言葉のトレンドも気になるところです。1位の「メロい」は、特に推しに対する感情を表現する際に使われていることが分かります。言葉の使い方が多様化し、各自の感情が反映されているのが特徴です。

2位の「両手に〇〇でーす」は、『今日、好きになりました。』から派生したもので、若者の間でミーム化しています。これにより、彼女たちの言語感覚や文化的影響力が確認できるのです。

昨年と異なるモノとウタの部門

モノ部門では、インパクトあるキャラクターたちが目立ちますが、特に香港のアーティストが生み出したキャラクター「ラブブ」が注目を集め、その可愛らしさと遊び心でほとんどの票を得ました。また、食べ物では「もっちゅりん」が話題を席巻し、ドーナツ革命とも言うべき存在です。

ウタ部門では、超ときめき♡宣伝部の『超最強』が1位に選ばれ、特にTikTokでの流行が大きな影響を与えています。「恋風」や「Blue Jeans」も評価され、音楽が10代の心に響くパワーを持っていることを証明しました。これらの楽曲は、彼女たちの個性や感情が反映されており、今後の音楽トレンドに影響を与えることでしょう。

まとめ

この調査から見えてきたのは、自分を等身大で表現することの重要性です。特にSNS時代の10代女子は、他者との共感を求め、自分の感情を言語化することで、より豊かなコミュニケーションを図っています。またAIツールを「友達」と認識し、感情でつながる傾向も見逃せません。これからの10代女子たちが生み出すさらなるトレンドに期待が高まります。