サンゴの日に考える、美容業界のサステナビリティと海洋環境の未来
2025年3月5日、ハリウッド株式会社が主催した『サンゴの日』に関するトークショーが開催されました。このイベントでは、海洋環境問題とサステナブルビジネスの最前線について議論が繰り広げられ、専門家たちが様々な視点を提供しました。
トークショーの概要
このトークショーには、東海大学の中村雅子准教授や美容ジャーナリストの安倍佐和子さん、社会起業家の深井喜翔さん、ダイバーの奥村英美里さんといった専門家が登壇しました。ファシリテーターとしては、ハリウッド株式会社の牛山大輔CEOが務めました。彼は大学時代から海洋環境に興味を持ち、現在では美容業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。
サンゴの危機
中村先生は、昨年のサンゴの白化現象について深刻な報告をしました。今年は特に温暖化の影響で、かつてないほどのサンゴ白化が見られ、衝撃を受けたとのこと。この現象は、海洋環境の悪化を象徴しています。サンゴは環境によって色を変え、どのように影響を受けるかを示す指標でもあるのです。
知識だけでは不十分
奥村さんは、ダイバーとしての経験を交え、環境問題の深刻さを強調しました。多くのダイバーが日焼け止めの成分がサンゴに悪影響を与えることを理解しているものの、行動に移せていない現実があると言います。彼女は、これを広める責任があると感じ、意識と行動の変革が必要だと訴えました。
美容業界の責任
美容ジャーナリストの安倍さんは、化粧品成分が環境に与える影響について、リテラシー向上が必要であると語りました。ハリウッドの『Feel coralサンプロテクトミルク』は、環境に優しい成分を使用し、サステナブルな選択肢として非常に先進的であると評価されました。
新しい素材の提案
深井さんが代表を務めるKAPOK JAPAN株式会社は、サステナブルな素材「カポック」を使用した衣料品を製造しています。彼は、マイクロプラスチック問題の解決に向けて新しい素材の開発が必要であると強調しました。海洋への有害物質を出さない製品作りの重要性を明らかにし、作り手としての責任感を訴えました。
終わりに
会場では、平和をテーマにした選ばれたワインも振舞われ、参加者たちはサステナブルなビジネスの重要性を感じました。このトークショーを通じて、美容業界が海洋環境問題に対する意識を高め、未来に向けて行動を変えていくことが期待されます。
ハリウッド株式会社は、今後も環境問題に取り組み続け、安全で美しい未来を目指します。