米消費の現状
2025-11-20 12:53:29

2025年日本の米消費動向とその影響を探るアンケート結果

2025年の日本におけるお米の消費動向



今年秋、日本生活協同組合連合会が行った「お米についてのアンケート」調査の結果が発表されました。この調査では、近年の米不足や価格上昇が消費者の意識にどのような影響を与えているのかを探ります。

米不足の影響と調査概要



令和6年産米は、急激な需給の混乱が発生し、政府が備蓄米を放出する事態に至ったことが背景にあります。日本における主食の一つとして、お米の消費は庶民の生活に密接に関連しており、そのため最新の消費傾向を把握することは重要です。今回の調査では、10月9日から14日までの間に5,887件の有効回答を集めました。

お米の消費頻度



調査の結果、1日に1回以上お米を食べている人は94.8%という高い水準をキープしていますが、前回調査と比較すると微減傾向が見られました。最も多い回答は「1日に2回程度(51.0%)」でしたが、1日に3回以上お米を食べる家庭も16.8%ありました。この数字からも、依然としてお米が多くの日本人の食生活に欠かせない存在であることがわかります。

米離れの兆し



一方で、お米の代わりによく食べるようになった食品についての質問では、「特にない・今までと変わらない」との回答が76.2%と最も多かった一方で、「ある」とした回答は23.8%で、前回よりも増加しました。代替品として挙げられたのは、パン、うどん、パスタなどが見受けられ、わずかに米離れの兆しがうかがえます。

お米に対する価値観



消費者がお米を選ぶ理由では、「米が好き、おいしいから(62.5%)」が第1位となり、「経済的だから」は減少傾向にあります。特に、「米を食べるのが習慣になっているから」という回答も減少しており、最近の米不足や価格高騰が影響していることが伺えます。これに対し、パンや麺を選ぶ際の理由として「安い、経済的だから」との回答が増えてきています。

日本産米の強さ



最近の調査では、食べているお米の原産地について、94.6%が「日本産米を食べる」と回答しており、圧倒的に国産米が好まれていることが明らかになりました。今後も地元の農家を支援するために、国産米の消費は継続的に重要であると言えるでしょう。

購入時の重視ポイント



お米を購入する際に重視する点は、「国産米である(83.4%)」や「銘柄(38.0%)」が上位にランクインしており、消費者が国産にこだわる姿勢が見て取れます。一方で、価格上昇が続く中での消費者の選択肢として、「銘柄」や「国産米」が重視されなくなりつつあることも調査結果から明らかになりました。これにより、消費者の心の変化が進行していることがうかがえます。

まとめ



本調査を通じて、日本の米消費が現在どのような傾向にあるのか、また部分的な米離れや国産への強いこだわりなど、様々な側面が浮き彫りになりました。今後も、この消費動向がどのように変化していくのか、注視する必要があります。お米は単なる食材ではなく、私たちの生活に深く根付いた文化の一部であり、これからもその役割を持ち続けることでしょう。


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