ベイコスメティックスがサンパックを完全子会社化、製造体制を強化

ベイコスメティックス、サンパックの完全子会社化

株式会社ベイコスメティックスが、化粧品OEMの合同会社サンパックを完全子会社化することを発表しました。これにより、両社の製造能力が大幅に向上し、月間130万本の生産力を確保し、さらには2026年までに200万本の体制構築を目指すとのことです。この戦略は、化粧品業界の変化に柔軟に対応し、多様化するニーズに応えるためのものです。

M&Aの背景

化粧品業界では、消費者のニーズが多様化しており、メーカーは多品種・小ロットから安定した大ロット生産まで、幅広い要求に応えなければなりません。このような市場環境の中、製造委託先の生産キャパシティが障壁となるケースも多く、事業成長を妨げる要因となっていました。そこで、ベイコスメティックスはサンパックを完全子会社化することで、製造力とサービスの品質向上を図ることを決定しました。

ストレスのない製造サポート

本M&Aにおける主要な目標は，「よりストレスのない製造対応」の実現です。ベイコスメティックスの「課題解決型OEM」サービスに、サンパックの確かな製造技術を組み合わせることで、顧客が求める高速で品質の高い製造プロセスを提供します。これにより、企画から製造、充填、包装までを一貫してグループ内で対応できる体制を整え、迅速かつ柔軟なサービスを実現します。

生産能力の向上

両社の統合によって、7ラインの充填ラインが整いました。これにより、さらなる設備投資が行われ、大規模な製造釜の導入と自動充填ラインの拡充が進められる予定です。この結果、年間2400万本を製造できる体制が整い、お客様への迅速な商品供給が可能となります。これまで以上に、OEM企業や新規メーカー様からの信頼を得て、多様な製造ニーズに応えることが期待されます。