三景のベトナム進出
2025-11-21 14:32:28

日本品質の環境対応包材をベトナムから世界へ発信する三景の挑戦

三景が選んだベトナムでの新たな挑戦



包装資材メーカーの株式会社三景が、環境配慮型の包装資材を生産するためにベトナムに新たな拠点を設立しました。2025年11月11日、この新工場の稼働が予定されており、日本の企業とともに持続可能な未来に向けた重要な役割を果たすことを狙いとしています。日本企業の海外生産シフトやSDGs(持続可能な開発目標)、脱炭素の流れを受けて、三景は現地での安定供給体制の構築を目指します。

企業の歴史と背景



三景は1958年に創業された老舗の包装資材メーカーです。もともとは風呂敷を製造していましたが、現在では不織布を中心とした包装資材の企画から製造、販売までを手掛けています。ここ数年、日本国内の多くの企業が生産拠点を海外に移す中で、特に欧米諸国向けの環境対応包材の需要が急激に拡大しています。このような市場の変化に対応するため、三景はベトナムに「日本品質×現地生産」の体制を整えることを決定しました。

ベトナム新工場の詳細



新たに設立されるベトナム拠点名は「Sankei Manufacturing Vietnam Co., Ltd」で、位置するのはハイズオン省のミン・ドゥック工業団地です。主に日系の電子機器メーカー向けに不織布包材を製造し、2026年1月の本格稼働を計画しています。ここでは次の3つのポイントに特に注力していく予定です。

1. 加工技術の高度化


再生原料やバイオマス素材など、環境に配慮した素材の特性を最大限に活かした加工技術を確立し、安定した生産プロセスを構築します。

2. 生産能力の拡充


試作から量産までを迅速に対応できる体制を整え、東南アジア地域の需要に柔軟に応じられるようにします。

3. 物流効率の最適化


東南アジア内での原材料の調達・生産・供給を最適化し、短納期かつコストを削減していく方針です。

今後の展望



ベトナムの新拠点は、将来的に東南アジア全域への供給網を形成し、日系メーカーのニーズに応えていく計画です。三景は、常に最新の市場情報を収集し、加工技術や生産能力の向上に努め、設計段階から顧客に最適な包材を提案できる体制を構築してまいります。また、日本で培ってきた「包む文化」を世界の環境問題解決に繋げることを目指しています。

代表のメッセージ



代表取締役の倉澤寛氏は、「私たちは、“包む”という理念に従い、お客様にご満足いただける製品作りに日々邁進してきました。ベトナム拠点の開設は、日本のものづくりの精神を受け継ぎながら、環境配慮型の包装資材を世界に広めるための新たな挑戦です。技術、製造、物流の各分野を連携させ、持続可能な未来に貢献していきたい」と意気込みを語っています。

まとめ



三景のベトナム新拠点設立は、環境意識が高まる今日において、国内外問わず重要な意味を持つ決定です。持続可能で環境に優しい製品を提供し未来に対応するため、三景の挑戦に期待が寄せられます。


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