ナリス化粧品が開発した肌に優しい伸縮クリームとは？

肌に優しい新感覚クリームの登場

日本の株式会社ナリス化粧品が、肌に自在に伸縮する新しいクリームの開発に成功したと発表しました。このクリームは、特許取得中の「テンションネット技術」に基づいており、肌の悩みであるシワやたるみに効果を発揮します。
ナリス化粧品は、2020年に行われた国際化粧品学会での研究発表をきっかけに、肌のたるみやシワに関する新たな見解を示しました。これまで、シワやたるみは真皮の硬化や皮下脂肪の減少によるものと考えられていましたが、実は角層細胞のサイズ変化が大きく影響していることが分かったのです。

研究が生んだ革新的技術

若々しい肌を保つためには、角層の健康状態が重要だということが明らかになりました。ナリス化粧品は、肌の部位によって角層細胞のサイズが異なることに注目し、特に目元や頬部の動きに敏感に反応する特性を活かすことで、伸縮性のあるクリームを開発しました。これにより、使用後には驚くほどの引き締め感と柔軟性を実現しました。
このクリームを使用することで、肌にしっかりと密着し、日常的な表情の動きにも寄り添うことができるため、従来のクリームとは一線を画す製品となっています。

具体的な効果

また、加齢による肌の薄化（菲薄化）にも着目。肌の表面だけでなく、真皮の厚みを保持するために必要なコラーゲンの分解を抑える成分も配合されており、肌の内側からも元気をサポートします。実際に、使用前と使用後のビフォーアフターを比較した実例も多数あり、使用者からは高い満足度が寄せられています。

研究者の熱い思い

開発を担当した河内佑介氏は、ナリス化粧品に入社以来、一貫して処方開発に従事してきました。同氏は「これまでの研究では、多くの基礎研究が行われてきましたが、AIなどデジタル技術の進化により、より円滑に新たなアプローチを見つけることができるようになりました。
今後も常識を覆すような製品開発に挑戦し、悩みを抱える人々に寄り添った化粧品を提供していきたい」と語っています。