椎名林檎の歌詞に隠された意味を知る大学生は11%！調査結果発表

椎名林檎の「丸の内サディスティック」、大学生の理解度調査結果

近年、椎名林檎の楽曲が特に若い世代にどのように受け入れられているのか、興味深い調査結果が発表されました。株式会社RECCOOが運営する『サークルアップ』の協力のもと、元電通のプランナーである小島雄一郎さんとともに、現役大学生301名を対象に行った調査です。

認知度の高さに驚き

まず注目すべきは、椎名林檎のアーティストとしての認知度。なんと、現役大学生の97%が彼女を知っているという結果が出ました。親世代のアーティストであるにも関わらず、この高い数字には驚きです。また、代表曲の一つ「丸の内サディスティック」の認知率も93%と、非常に高い結果となっています。この曲は、1999年にリリースされたアルバム『無罪モラトリアム』の収録曲でありながら、今でも多くの人々に親しまれていることがわかります。

「ベンジー」の意味を知る学生はわずか11%

しかし、そんな名曲の中で繰り返し使われる言葉「ベンジー」の意味を理解している現役大学生はわずか11%という結果が出ました。この曲には他にも多くの音楽用語が登場します。例えば、ロックの定番「マーシャル」、80年代のディストーションペダル「ラット」、そして「ベンジー」は元BLANKEY JET CITYのボーカルであり、椎名林檎にも影響を与えたカリスマ的存在です。ただ、大学生の多くはその背景を知らずに楽しんでいるようです。

楽曲の魅力は言葉の理解を超えて

この調査からわかることは、椎名林檎の楽曲が言葉の意味を知らなくても人々を楽しませる力を持っているということです。92%の学生が「丸の内サディスティック」をカラオケで歌いながら、「ベンジー」の存在を知らないまま楽しむ姿は、音楽の持つ不思議な魅力を思い起こさせます。

サークルアップでの仮説検証

今回の調査は、わずか2時間で301名からの回答を得ました。サークルアップは「サクっと仮説検証ができるサービス」として利用が進んでいます。ビジネスや研究の現場で、仮説を簡単に検証したい方にはとても便利なサービスです。興味のある方は、サークルアップのウェブサイトから詳細をチェックしてみてください。

小島雄一郎のプロフィール

最後に、今回の調査を実施した小島雄一郎さんについて。彼は立教大学法学部を卒業後、電通に入社。プランナーとして数々の受賞歴を持ち、若者文化やマーケティングについて深い知見を有しています。最近では子供向けゲームの開発にも携わっており、多彩な活動を行っています。彼の豊富な経験が今回の調査を支えています。

椎名林檎の楽曲が世代を超えて人々に愛され続けている理由や、言葉の理解を超えた音楽の楽しみ方を考えさせられる調査結果となりました。