株式会社ウェルディッシュ、事業展開の新たな一歩
株式会社ウェルディッシュが、医療施設向けサービスを強化するために、株式交換を通じて株式会社グランドルーフを子会社化しました。本年度より同社は大幅な体制転換を行い、財務状況の改善や不採算事業からの撤退、M&Aを通じた事業強化を推進しています。
事業体制の再構築
ウェルディッシュは、医療福祉関連事業を拡充するために定款を変更し、大手医療法人とのパートナーシップを結びました。これにより、医療機関や介護施設に向けた福祉介護用品や健康食品の提供を開始し、健康食品に関する医療的な視点からのアドバイスを得ることができました。この新しいアプローチにより、従来の食品製造業の枠を超えて「食」に関する広義のサービスを展開し、業績の大幅なテコ入れを図っています。
グランドルーフとのシナジー
2024年11月にはグランドルーフの全株式を取得する基本合意を締結。この会社は、福祉施設や医療機関に介護用品の卸売やフードサービスを提供しており、新しい取引先の獲得とともに、安定した業績を上げています。ウェルディッシュは、グランドルーフとの協力を通じて、ウェルネス事業域でのさらなる拡充を目指しています。
事業計画の展望
グランドルーフの事業計画では、2025年10月期には売上高1,977百万円、営業利益381百万円を目指しています。2026年および2027年には、それぞれ2,149百万円、2,498百万円まで売上が伸びる見込みです。これに伴い、営業利益もそれぞれ508百万円、603百万円に拡大し、成長を続けると予想されています。ウェルディッシュが持つ健康食品開発のノウハウとグランドルーフの強力な営業ネットワークを融合させることで、より効果的な商品提供が実現するでしょう。
株式交換のスケジュール
株式交換に関する重要な日程は以下の通りです:
- - 株式交換承認取締役会決議日:2025年2月20日
- - 株式交換契約締結日:2025年2月20日
- - 株式交換効力発生日:2025年3月31日(予定)
- - 売却禁止期間(ロックアップ):550日間
グランドルーフの基本情報
グランドルーフは、大阪に本社を置き、医療機関や福祉介護機関を主な取引先としています。多様なサービスを提供しており、その発展性は高いとされています。代表取締役の小松周平氏は、グランドルーフとの連携を強化し、ウェルディッシュの成長市場での展開を続ける意向を示しています。
今後も、ウェルディッシュは市場のニーズに応えながら、企業価値の向上を目指して邁進する方針です。