ゆよゆっぺが描く、感情の極みを感じる新EP『SICK-やんでるEP-』リリース

感情の極みを探る旅 ― ゆよゆっぺの新EPに注目

ボカロPとして幅広いジャンルを手がけてきたゆよゆっぺが、また新たな音楽の境地に挑戦するEP『SICK-やんでるEP-』を2025年11月19日にリリースします。彼の音楽は一貫して独自のエモーショナルな表現を追求してきましたが、今回のEPでは、その極限の感情をさらに深く掘り下げた作品となっています。

繊細でキュートな歌声とエクストリームなサウンド

ゆよゆっぺが新たに手がけた楽曲では、特に「SynthesizerV AI 夏色花梨」の歌声が特徴的。彼女の歌声は繊細さとキュートさを兼ね備え、どこかエキゾチックなバンドサウンドと融合することで、独自の音楽世界を作り出しています。スクリーモの影響を受けた作品群を持つ彼の音楽は、常に情緒的で高い表現力を持っています。

“やんでる”世界を描く

このEPは「やんでる」――言葉にするのが難しい狂気と優しさが共存する感情の渦を描いています。彼自身が語るように、人は生まれてから死ぬまで多くの困難に直面しますが、ゆよゆっぺはその困難を正面から受け止め、時には優しく、時には痛烈に表現をしています。独りでは生きていけない現実を見つめつつ、病んだり狂ったりすることができない人々に寄り添う志を持った作品です。聴く人それぞれが自身の痛みを重ねて共鳴させる、そんな力強さを持った楽曲となっています。

楽曲とMVの公開予定

また、同日の21時には収録曲「Makka」のミュージックビデオも公開される予定です。このMVも合わせて楽しむことで、楽曲の世界観をさらに深く味わうことができるでしょう。ぜひその目で、そして耳で体感してください。

制作者の想い

ゆよゆっぺは、自身の内面に向き合いながら、このEPを制作したと語っています。彼の言葉には、自身の感情や考えがふんだんに盛り込まれており、聴く人に対してもその共鳴を期待しています。「作品に浸ることで、少しでも気持ちを吐き出してほしい」という想いが込められています。困難な状況にいる人たちへ、音楽を通じて手を差し伸べる優しさと、同時に狂気を感じさせる表現が、このEPには詰まっています。