今年の夏、猛暑の影響で食欲不振は深刻!
ウェルネスダイニング株式会社が実施した調査によると、約70%の人が今年の夏は昨年よりも暑いと感じていると答え、さらに56.3%が夏バテを実感しています。この時期、特に体調が乱れやすいのが、食欲不振や疲労感です。調査によれば、夏バテの症状として最も多いのは「だるさ・疲労感」(72.8%)、次いで「食欲不振」(51.5%)が挙げられました。
冷たい食事に偏りがち?
食欲が落ちた際、回答者の65.1%が「冷たい麺類」を選ぶ傾向にあり、夏は特にそうめんや冷やし中華が人気ですが、これが栄養バランスを崩す原因になることも。お手軽さから集中的に冷たい麺に頼ってしまうことの危険性が浮き彫りとなっています。人々は、暑さや夏バテ対策として「バランスの良い食事」の重要性を認識しつつも、それを実行できていない現状があるようです。
猛暑時の料理、億劫な人続出
また、調査では78%の人が、猛暑時の料理が億劫だと感じていることも明らかになりました。このように、料理が億劫になると帰って栄養が偏りやすく、疲れが取れない状態が続く可能性が高まります。実際、約80%の人々が手抜きの食事によって栄養が不足することを懸念しています。
健康的に夏を乗り切るためには
それでは、夏を乗り切るために私たちがどのような食生活を心がければ良いのでしょうか? ウェルネスダイニングの管理栄養士が提案する夏バテ対策をご覧ください。
1. 栄養バランスを意識する
食欲が落ちているときでも、冷たい麺に頼り切るのではなく、しっかりとタンパク質やビタミンを摂取することが重要です。冷奴や鶏むね肉に加えて、夏野菜や新鮮な果物を取り入れて栄養をバランス良く摂っていきましょう。スムージーや味噌汁で飲み物からも栄養を補充することができます。
2. 手軽に栄養を摂る方法を活用
料理をするのが億劫なときには、冷凍食品やレトルト食品を賢く活用し、できるだけ手間をかけずに栄養を摂れる食材を選ぶことがポイントです。途中で下処理が終わった食材を利用するだけでも、時間短縮につながります。
3. 食欲を刺激する工夫
食欲がないときには、だしや酸味をうまく活用するのがカギです。昆布やかつお節からとっただしを使った料理は、減塩でも美味しさを引き出せます。さらに、レモン汁やポン酢を加えるとさっぱりとした口あたりになり、自然と食欲も増進されます。
まとめ
調査結果からも明らかなように、今年の夏は多くの方が厳しい暑さを実感し、夏バテに苦しむ声が広がっています。夏バテを防ぐためには、食事内容を工夫し、必要な栄養素を意識して摂取することが肝要です。手軽にできる栄養補給の工夫を取り入れて、元気にこの夏を乗り越えましょう。