日本の陶芸文化を探求する新たな拠点「Tunnel kobo」
1862年に創業し、150年以上にわたり陶磁器の製造を手掛けてきた金正陶器株式会社が、2026年4月に新しい工房「Tunnel kobo(陶練の工房)」を岐阜県土岐市に開設します。この新たな拠点は、陶磁器文化と産業の将来を見据えた新たな挑戦の場としてスタートします。
「Tunnel kobo」の意味
新工房の名称「Tunnel kobo」は、細長い建物の形状が山を貫くトンネルのように見えることから名付けられました。しかし、その名は単に形状から来たものではありません。「陶を練る」というコンセプトには、陶磁器に関わるさまざまな人々が集い、議論を交わし、試行錯誤を重ねる場所でありたいという願いが込められています。
職人、デザイナー、研究者、作家、流通関係者など、異なる視点を持つ多様な人々が集まることで、新たな陶磁器の価値を見出し、創造することを目指しています。
工房の構成と展示内容
工房は2階建てで、1階では陶磁器が完成するまでの工程を紹介しています。成形、乾燥、素焼き、加飾、施釉、本焼きといった製造過程を見学でき、土から器が生まれる過程を間近で体験することができます。特に、ロクロ成形や絵付けなど、実際のやきものづくりの基礎を学ぶことができる貴重な機会です。
一方、2階では陶磁器の未来や創造的ものづくりの可能性をテーマにした企画展示が行われ、訪れる人々が陶磁器文化への理解を深められるよう工夫されています。展示内容は常に変わる可能性があり、新たな発見が期待されます。
過去と未来をつなぐ場所
「Tunnel kobo」は、過去と未来を繋ぐ“トンネル”的な存在であることを目指しています。創業以来受け継がれてきた精神を大切にしつつ、新しい視点や挑戦を積極的に取り入れていくことで、陶磁器文化や製造業の新たな未来を形成する場所として成長することを期待しています。
金正陶器はこの工房を通じて、地域文化の大切さや美濃焼の魅力を国内外に伝え、新たな陶磁器産業の可能性を広げていくことに意欲を燃やしています。
施設情報
- - 施設名: Tunnel kobo(トンネル工房/陶練の工房)
- - オープン日: 2026年4月
- - 所在地: 岐阜県土岐市泉北山町2-2(金正陶器敷地内)
- - 内容: 1階は陶磁器製造工程の紹介、2階は企画展示
- - 営業時間: 平日 9:00~17:00 / 土日祝 10:00~17:00
- - 運営: 金正陶器株式会社
新たな陶磁器の文化を創造し、訪れる人々に多くの発見を提供する「Tunnel kobo」は、地域密着型の魅力あふれる工房になることでしょう。