自動運転トラック新プロジェクト
2025-02-20 11:43:19

江崎グリコとキユーピーが連携!自動運転トラックで菓子と食品を届ける新プロジェクトの詳細

江崎グリコとキユーピーが手を組む自動運転トラックプロジェクト



江崎グリコ株式会社とキユーピー株式会社が、技術革新を目指す新たなプロジェクトを展開します。両社は、T2が開発した自動運転トラックを活用し、関東・関西間での菓子や加工食品の幹線輸送の実証実験を2025年7月から開始することを明らかにしました。この取り組みは、深刻なドライバー不足が問題視される中、業界全体の効率化を図るものです。

背景と目的



物流業界では、特に長距離幹線輸送におけるドライバー不足が重大な課題となっています。そうした中で、江崎グリコはお菓子やスイーツ、キユーピーはドレッシングなどのブランドを抱えていますが、今回のコラボレーションにより、両社は自動運転技術を駆使して輸送の効率化を目指すことになりました。自動運転トラックの実証によって、将来的な自動運転化の実現に近づくとともに、待機時間の削減やスケジュール調整の効率化が期待されます。

このプロジェクトは、「2024年問題」と称される物流危機を解決する一助となることを目指しています。2024年4月から施行される労働時間の規制により、運転時間が制約される中、効率的な運送手段を見つけることが急務です。

実証実験の概要



実証実験は2025年7月17日以降に実施される予定で、関東・関西間の高速道路の一部区間で行われます。具体的なルートとしては、キユーピーの五霞工場から神戸工場、そしてグリコの神戸工場から所沢DCへの往復を予定しています。

  • - 実施期間: 2025年7月以降、計4回(往復)
  • - 輸送ルート: 主要はキユーピー製品とグリコ製品の輸送です。全体の運行はKRSが管理し、T2がマネジメントを行います。
  • - 自動運転トラックのレベル: 今回の実証では、ドライバーが乗車した上でレベル2自動運転トラックによって行われます。

検証内容



実証では、幹線輸送における貨物を積載した自動運転トラックの走行ルートや走行時間の検証を行い、その有効性を確認します。

各社のコメント



江崎グリコ執行役員SCM本部長 髙橋康巳氏


「当社が参画するこの実証実験は、物流の技術革新を促進し、自動運転トラックが日本で広がるきっかけになることを期待しています。」

キユーピー執行役員ロジスティクス本部長 前田賢司氏


「物流環境の厳しさを背景に、さらなる輸送効率向上を目指し、業界を超えた協力を進めています。」

KRS取締役執行役員 岡田敦氏


「社会課題の解決に向け、参加企業やT2と共に持続可能な物流の実現に貢献していきます。」

株式会社T2代表取締役CEO 森本成城氏


「日本の食品業界を支える重要なプロジェクトに参加できることを誇りに思い、イノベーティブな物流モデルの構築を目指しています。」

未来への期待



今後の物流業界において、今回の実証実験は無人運転技術の実用化に向けた大きな一歩となるでしょう。関係企業が連携することで、持続可能で効率的な物流体制が整い、日本経済の活性化にも寄与することが期待されています。このプロジェクトの成功により、多くの企業が自動運転技術を取り入れる機会が増え、さらなる発展が見込まれます。


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