インタビュー:藤本佳那子さん
大阪生まれの藤本佳那子さんは、9歳からバレエの道を歩み始め、その才能は早くから開花しました。彼女が現在所属するドレスデン国立歌劇場バレエ団について、そして今年のバレエアンサンブルガラ2025に向けた意気込みを伺いました。
ドレスデン国立歌劇場バレエ団について
藤本さんは、ドレスデンに位置するそのバレエ団の魅力を「芸術性の高さ」と言います。歴史的な街並みの中で、彼女は日々、舞台でパフォーマンスを行うことの意味を考えながら取り組んでいるそうです。
「ドレスデンは素晴らしい芸術環境です。世界中のアーティストたちが集まり、切磋琢磨する場所であることが、私の日々の刺激となっています。」と語る彼女。
藤本さんがバレエダンサーになるまで
藤本さんのバレエ人生は、ソウダバレエスクールでスタートしました。そこでの指導は、彼女にとって絶大な影響を与えました。その後、海外での経験を経て、ドイツのジョンクランコスクールに留学し、2008年にはドレスデン国立歌劇場バレエ団に入団。コンクールでの入賞経験も豊富で、2021年にはプリンシパルに昇格しました。
「留学から帰国までの一連の流れは、私にとって成長の連続でした。様々な国、様々な人々との出会いがあり、その中でバレエの深さを実感しています。」と持ち味を活かしつつ、自身の成長を語ります。
今年の公演『ペアー・ギュント』の見どころ
藤本さんが今回踊る『ペアー・ギュント』は、特に愛される作品の一つです。「この作品では、キャラクターの心の変化を表現することが求められます。観客の皆さんにもその感情が伝わるように、精一杯演じるつもりです。」と、舞台への意気込みを語ってくれました。具体的には、彼女が担当する役どころや振り付けについても熱心に説明してくれました。
「踊りの中に浸透するストーリーに、観客がどれだけ引き込まれるかが重要です。是非、劇場に足を運んでいただき、一緒に体感してもらえれば嬉しいです。」と、期待感を持たせる言葉で締めくくりました。
バレエアンサンブルガラ2025概要
この公演は、2025年7月27日(日)に豊中市立芸術文化センター大ホールで行われます。第一部はプロのダンサーたちによるバレエガラコンサート、第二部では「くるみ割り人形」の名シーンが披露される予定です。彼女たちの共演を通じて、未来のプロダンサーたちにも注目が集まります。
観る者に深い感動を与えるバレエの世界に、是非足を運んでみてください。藤本佳那子さんの舞台をお見逃しなく!