働き盛りの男性が進化する美容医療の実態
近年、働き盛りの男性が美容医療を受けることが当たり前になりつつあります。東京都内に拠点を置く聖心美容クリニックが行った最新の調査によると、特に40代から50代のビジネスマンがエイジングケアや脱毛の施術を受けることが増えていることが明らかになりました。これまで美容医療といえば女性の領域というイメージが強かったですが、最近では「身だしなみもビジネスマンの重要な仕事道具の一つ」と認識され、多くの男性がその意識を高めています。
1. 男性患者の年齢層と傾向
聖心美容クリニックの分析によると、施術を受けている男性患者のうち31%が40代、22%が30代、21%が50代との結果が出ています。このデータは、特に働き盛りの世代の男性が積極的に美容医療に取り組んでいることを示しています。清潔感や美意識を高めるニーズが高まっているのは明らかです。
2. 人気の施術メニュー
エイジングケア
美容医療において、エイジングケアがトップに君臨しています。特に「プレミアムPRP皮膚再生療法」は246,000円から受けられ、年齢を問わず多くの男性が施術を選んでいます。目の下やほうれい線、頬など、老化のサインが顕著な部分へのアプローチが人気です。
レーザー脱毛
続いて人気なのがレーザー脱毛です。ひげや鼻毛など、顔周りの施術が特に多く、30代から50代の男性が大半を占めています。あごを1回施術する場合、約7,700円という手頃な価格設定も支えとなり、高リピート率を誇っています。
薄毛治療
再生医療を利用した「EXOHAIR Evs」による薄毛治療も人気の一環です。施術料金132,000円はやや高額ながら、鎌倉院長自身がこの治療で薄毛を改善したことが話題を呼び、患者様も増えています。
スキンケア
RF(高周波)と針を組み合わせた「ポテンツァ」によるスキンケアも選ばれています。美肌へのアプローチを目的とし、多くの患者が「美肌」を求めて施術を受けています。こちらの施術は顔1回77,000円となり、若返りを図る男性から人気です。
多汗症・わきが治療
最後に、マイクロ波を使った「ミラドライ」による多汗・わきが治療も注目されています。363,000円と高額ですが、切開がない安心感から、幅広い年代に利用されています。
3. 施術の重複受診
アンケートからは、同一の患者様が同日に複数施術を受けることが多いことも確認されています。たとえば、シミ治療とほくろ除去、またはヒアルロン酸注入とボトックスといった組み合わせが人気です。「一度に多くのケアを行いたい」というニーズが強くなっているようです。
4. 歴史的な変化。
2009年と2024年のデータを比較すると、美容医療を利用する男性患者数は約3倍に増加しています。特に50代の増加は顕著であり、男性の美容意識が大きく変わったことが反映されています。
まとめ
働き盛りの男性による美容医療の需要が高まっている今、聖心美容クリニックはそのトレンドの最前線に立っています。美容医療は日々進化しており、これまで以上に多くの男性が自分自身のケアに投資する時代が到来しています。