高畑裕太新作公演
2025-07-25 15:05:55

高畑裕太 主宰の劇団ハイワイヤ新作公演、介護をテーマにした感動作

高畑裕太 主宰の劇団ハイワイヤ新作公演



2023年7月24日、劇団ハイワイヤが新作公演『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ』を初披露しました。
この公演は、家族介護をテーマに、主人公や周囲の人々が「死生観」について考え、変わっていく様子を描く感動的な群像劇です。主宰を務める高畑裕太が、実際の介護の経験を基に執筆し、自ら演出を担当した作品として注目されています。

物語の概要



物語は、都心で働くタナカが、レビー小体型認知症を発症した母親から送られてきた知らせを受け、彼女との再会を果たすところから始まります。
タナカは、大都市での仕事や人間関係に疲れ果てながら、母親の老いという現実に直面し、精神的にも苦しむことになります。彼が母親との関係や、恋人との未来、さらには職場での人間関係に悩む様子が描かれ、自身が抱える葛藤に寄り添う視点に心を打たれます。
最終的に、タナカは程度が限界に達し、勤務中に思わぬ事故を起こします。これを機に彼は故郷に帰り、認知症の母と共に暮らす人生の選択を迫られることになります。

キャストと共演者の想い



公演初日を迎えた瞬間、観劇した人々の反応が興味深く、タナカ役を演じる薄平広樹は、複雑な物語がどのように響くのか楽しみにしていました。彼は「この作品が特定の誰かに嫌われるか、愛されるか、どちらかだと思っていましたが、初日を終えてたくさんの方に愛されています」と少し安堵の表情を浮かべました。
トシエ役を演じる大竹このみは、認知症という大切な役に対して真剣に向き合い、「老い」をテーマにした演技を楽しんでいるとのこと。彼女は多くの人々の記憶が刻まれる瞬間を捉え、「親や自分の老いを見つめていきたい」と感じることが大切だと共感しています。

また、幻役の松尾望は作品のライブ感を大切にし、観客との一体感を楽しむ姿勢を示しました。彼は「感性を揺さぶる2時間をお楽しみください」と呼びかけています。

公演について



公演は2023年7月30日まで行われ、全席自由席となっています。観劇する方々は、思いの外、現代社会に根強いテーマである「介護」や「老い」と真剣に向き合うことができる時間になることでしょう。
当日券の販売は、全てのステージで開演45分前から行われる予定です。

劇団ハイワイヤは、2021年に設立され、主宰の高畑裕太が自身の経験を元に、現代社会の複雑さや人間の痛みをリアルに描いてきました。この新作も彼の芸術的な表現が詰まった一作で、ぜひ観察してほしいと願っています。
老いと介護に直面しながらも、希望や愛の存在をテーマにしたこの作品に、多くの方がお越しになることを期待しています。


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