カゴメトマトジュース、連続最高出荷量更新の理由とは？

カゴメトマトジュース、2024年の出荷量で新記録！

カゴメが誇るトマトジュースが、2024年において過去最高の出荷量を達成しました。これは3年連続での記録更新で、出荷量は前年度比約20%も上回りました。200ml、720ml、900mlという主要サイズ全てで出荷量が増え、トマトジュースの需要がますます高まっています。

出荷好調の原因

主要な要因として考えられるのは、以下の3つです。

1. 健康への関心の高まり

特に50代以上のユーザーの中で、リコピンが含まれ「善玉コレステロールを増やす」や「血圧を下げる」といった機能性表示への関心が広がりました。この世代がカゴメトマトジュースの主な利用者であり、健康意識の高まりが購入量の増加に貢献しています。

2. SNSによる情報拡散

SNSを通じてトマトやリコピンの美容・健康効果についての話題が増加。これにより、20代から30代の若年層でもトマトジュースの人気が上昇し、今までとは異なる層からも購入が進んでいます。

3. 生鮮野菜の価格高騰

最近の生鮮野菜価格の高騰も影響を与えています。安定した価格と品質を誇るトマトジュースが、生鮮トマトの代わりとして評価され、多くの家庭での需要が増えました。

これらの要因が重なり、トマトジュースを日常的に楽しむヘビーユーザーが増加した結果、出荷量の好調が続いていると言えます。

カゴメトマトジュースの歴史

カゴメトマトジュースは、1933年の発売以来、世代を超えて多くの消費者に親しまれてきました。90年という長い間に、品種や加工技術を革新し、年間を通じて美味しいトマトジュースを提供してきました。特にリコピンなどの健康成分についての研究に力を入れ、その情報を消費者に普及してきました。また、災害時や気候変動による生鮮野菜不足の際には、トマトジュースを「保存できる野菜」として提案してきました。