粗品さんが教えた音楽とお笑いの融合の秘訣と夢への一歩

音楽とお笑いの二刀流・粗品さんによる特別講義

2025年9月6日、恵比寿ガーデンプレイスで230名の学生が参加した講義には、特に注目すべきゲストが登場しました。音楽とお笑いという異なる分野で活躍している粗品さんです。彼は自身の経験を通じて、作詞作曲の技術や創作意欲を学生たちに伝える貴重な機会を提供しました。

特別講義の内容

イベントは、15:00から約1時間にわたって行われ、粗品さんが実際にキーボードやギターを使いながら講義を進めるスタイルで行われました。彼は音楽の創作過程について、「ヒット曲が生まれる瞬間」や「作詞作曲に必要な工夫」について解説し、具体的なアプローチを紹介しました。

その中で、特に心に残るアドバイスがありました。「伝わるかどうかを気にしすぎず、受け手側が解釈してくれることもある。攻めた表現に挑戦してみてもいい」という言葉でした。これにより、多くの学生たちは、自分のスタイルで音楽を作る勇気をもらったことでしょう。

質問タイムも活発

講義の後半には質問タイムが設けられ、参加者からさまざまな質問が寄せられました。「自分で作曲すると、好きなアーティストに似てしまう」という悩みには、「そのアーティストからかけ離れた特徴を何か掛け合わせれば、それが君の個性になる」と自信を持たせるアドバイスをしました。
また、「活躍するためにはどうすれば良いか」という質問には、「尊敬している人を超えるために、誰よりも努力することが大事」と答え、堅実な努力の重要性を強調しました。
このようにして、学生たちは夢を実現するために必要な心構えや技術を学び、彼らの将来に向けての意欲が高まる素晴らしい機会となったのです。

バンタンミュージックアカデミーの開校

なお、この講義は新たに開校される「バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサルミュージック」とのコラボレーションの一環です。この専門校は2026年4月に開校予定で、音楽を学ぶ学生たちにとって新たなステージを提供します。

音楽総合コースやビジネス専攻など、幅広いコースが用意されており、現役クリエイターによる実践的な指導を受けられます。「世界で一番、社会に近いスクール」を目指すバンタンの理念のもと、学生たちの個性を最大限に引き出し、音楽業界での活躍をサポートしていきます。

粗品さんの経歴

粗品さんは1993年に大阪で生まれ、幼少期からピアノに親しみ、高校生の頃にはDTMにも挑戦しました。芸人としての活動と並行して音楽活動を展開し、特にユニバーサルミュージックからは自身のレーベル“soshina”を設立。これにより、多くの楽曲を発表し続けています。2023年にはアニメ『青のオーケストラ』のエンディングテーマも手掛けるなど、活動の幅を広げています。

これからの粗品さんの音楽活動と、バンタンミュージックアカデミーの開校に注目が集まります。彼の教えを受けた学生たちが、どのようにして音楽業界での道を切り開いていくのか、期待が高まります。