バランス栄養食品利用者の意識と選定基準
最近、マイボイスコムが実施したバランス栄養食品に関する調査結果が発表されました。調査は2025年7月に行われ、11,657名の参加者が回答。バランス栄養食品とは、バーやブロック、ビスケットタイプの製品を指し、ゼリーやドリンクタイプは含まれません。
バランス栄養食品の利用状況
この調査によると、過去1年間にバランス栄養食品を利用した人は、全体で4割弱に達しています。特に10代や20代においては、その割合が5割を超えるという結果が出ており、若年層や女性の間での人気が高まっていることがわかりました。主に利用された商品には、「カロリーメイト」や「1本満足バー」、「SOYJOY」があり、特に「1本満足バー」は男性10代から30代、女性10・20代に人気です。
利用目的と場面
利用者がバランス栄養食品を選ぶ際の目的としては、「空腹感の解消」や「お菓子の代わり」という声が多く集まりました。いずれも30%台で、忙しい日常の中で簡単に栄養を摂取できる手段と感じている方が多いようです。また、特に週5回以上利用する層は朝食や昼食の代替としても使用することが分かりました。フィットネス志向の人々には、運動時の栄養補給として重要視されています。
選定時の決め手
バランス栄養食品を選ぶ際の決め手として最も多かったのは「味」で、なんと72%の回答者が重視していると答えました。続いて「価格」が49%、「栄養成分」が34.8%となっており、特に定期的に利用している人々は栄養成分に敏感です。バランス栄養食品は、生活スタイルに合わせて選ぶ重要な要素であることが伺えます。
注目されている栄養素
栄養素についての注目度も興味深いデータが得られました。「たんぱく質・プロテイン」という選択肢は43.4%と、利用者の間で非常に高い関心が寄せられています。また、「カルシウム」や「食物繊維」も根強い人気があります。特に女性60~70代は「たんぱく質」や「鉄」などの栄養素に高い意識を持っていることが明らかになりました。
利用意向
さらに、バランス栄養食品の今後の利用意向にも注目が集まっています。約36%の人が「食べたい」または「まぁ食べたい」と回答し、特に10・20代の女性にその傾向が顕著に見られました。これからの栄養摂取に対し、バランス栄養食品がある程度の役割を果たすとの期待が感じられます。
最後に
この調査結果から、とりわけ若い世代に向けたバランス栄養食品のアプローチが進むことが予想されます。栄養面だけでなく、味や食べやすさも重視されており、今後の製品開発における鍵とも言えるでしょう。バランス栄養食品を取り入れることで、忙しい日常の中でも健康を維持したいと考える方々にとって、情報を元にした選択はより重要になってきています。