20代男性の美容意識の高まりとSNS利用の現状とは

近年、男性の美容への関心が高まっていることを、株式会社鈴木ハーブ研究所の調査結果が裏付けています。2025年2月に実施されたこの調査では、20代から40代の男性375名を対象に、美容情報の収集源や意識の違いについて明らかにされました。特に注目すべきは、20代男性の45.6％がSNSから情報を得ているという点です。この割合はなんと同年代の40代男性の2倍以上となっており、若い世代の情報収集スタイルの変化を示しています。

SNSが美容情報収集の中心

調査によると、特にInstagramは美容にまつわる情報の主要なプラットフォームとして浮上しました。20代男性の約20%がこのSNSを通じて美容情報を得ているとのこと。TikTokやX（旧Twitter）も活用されており、SNSを活用した情報収集が当たり前の時代となっています。これに対して、30代や40代はネット検索やテレビを主な情報源としている傾向が強く、世代間での明確な違いが見受けられます。

美容意識の差

美容に対する興味を測る質問では、若い世代ほど高い興味を示しました。特に、20代及び30代の男性の半数以上が、「美容に興味がある」と回答しています。これは、自己表現や自己ケアを重視する現代の価値観を反映しているのかもしれません。

年代による自己処理の変化

普段行っている美容行為について調査したところ、全年代共通で最も多かったのは「化粧水をつける」でした。しかし、20代・30代男性は「保湿クリームをつける」や「日焼け止めを塗る」と続くのに対し、40代男性は「自分でヒゲ以外の体毛を処理している」という回答が最も多くなりました。これまでの調査結果から、40代の男性は毛の自己処理に積極的であり、自分らしいスタイルを追求している様子が伺えます。

専門への依存と個人の選択

興味深いことに、40代男性の「脱毛サロンに通っている」割合は20代・30代よりも低いことが分かりました。これは、年代ごとの毛の処理方法に違いがあることを示唆しています。20代・30代は専門のサロンに頼る傾向がある一方で、40代は自宅でのケアを選択することが多いようです。

このように、男性の美容意識は着実に変化しており、世代によって異なる意識や行動が見えてきました。特に、SNSの利用が増えることで、美容情報が手に入りやすくなり、若い世代がより自分磨きを楽しむ時代を迎えています。これからの男性の美容トレンドも、ますます多様化していくことでしょう。