親しみやすさが魅力の狂言「則重・則秀の会」
2025年9月20日(土)、東京の国立能楽堂で注目のイベント「則重・則秀の会015」が開催されます。この会は、大蔵流山本東次郎家の山本則重と山本則秀兄弟が主宰する自主公演で、年に一度の貴重な機会です。今回は、兄弟の父である故・山本則俊の三回忌を追善する意味も込めて、特別な内容が予定されています。
日本の心を感じる狂言の世界
狂言は日本の伝統芸能の一つで、特に大蔵流の山本東次郎家ラインは、豊かな歴史を持っています。観客は、ただ見るだけではなく、作品に参加し、共に楽しむことができるのが特徴です。学生や子育て世代をはじめとする多様な観客層が楽しめる曲目が揃っており、「分からないを分かる」に変えていくトークも行われます。これにより、観客同士が一体感を持ち、繋がる場ともなります。
親子で楽しむ特別プログラム
この会では、小学生の能楽師たちによる狂言「口真似」が披露されるとのこと。若い世代が古い伝統に触れることで、彼ら自身も文化の伝承者として成長していくことでしょう。また、山本東次郎(人間国宝)による舞囃子も見どころです。間近で見られる迫力あるパフォーマンスや、心に響く音楽の数々は、感動をもたらすでしょう。
スペシャルゲストの豪華ラインナップ
特別ゲストとして、シテ方宝生流の二十代宗家・宝生和英師や、太鼓方金春流の家元・金春惣右衛門師が出演します。これだけでも豪華なイベントですが、さらに深い内容の公演を予定しています。プログラムには、実力派のアーティストたちによる演奏が盛り込まれ、観客を飽きさせない工夫が施されています。
心に残る伝統芸能を受け継ぐ
山本兄弟は、父と伯父に師事し、幼少期からこの舞台に立ち続けています。彼らは、東京芸術大学音楽学部別科を修了した経歴を持ち、現在は公益社団法人能楽協会のメンバーとしても活動しています。重要無形文化財保持者として、彼らが展開するパフォーマンスは、ただのエンターテインメントではなく、日本の文化遺産そのものと言えるでしょう。
イベントの詳細情報
開催概要:
『則重・則秀の会015』山本則俊三回忌追善
開催日: 2025年9月20日(土)
場所: 国立能楽堂(東京都 渋谷区 千駄ヶ谷 4-18-1)
プログラム内容:
- - 狂言「楽阿弥」
- - 狂言「口真似」
- - 一調「杜若」
- - 狂言舞囃子「法師が母」
- - 狂言「髭櫓」
- - お話しによるトークセッション
チケット情報:
SS席(正面): 8,000円
S席(正面): 7,000円
A席(脇正面): 5,000円
U18割引あり
(全席指定・税込)
チケットはカンフェティサイトでご購入可能です。
まとめ
「則重・則秀の会」は、日本の伝統的な芸能を未来へつなげる貴重な機会です。笑いが生まれる瞬間、感動が心に刻まれる瞬間、共に享受できることを確信しています。ぜひこの機会に、心に響く狂言の世界を楽しんでみてください。