「Tokyo Saikai Showcase」が開店2周年を迎えました
2023年10月24日、東京西海株式会社が運営する「Tokyo Saikai Showcase」は、開店から丸2年を迎えました。このショーケースは、長崎県波佐見町に本社を置く西海陶器のグループ企業である東京西海が手がけており、その理念は「ローカルであり、グローバルである」。目指すは、地域の伝統と文化を都会の生活に溶け込ませることです。
2年間の歩みとその意義
この2年間、「Tokyo Saikai Showcase」は波佐見焼の魅力を広めるだけでなく、地域社会との対話の場としても機能してきました。新しいテーブルウェアが発表される展示会や、魅力的なワークショップが盛況に開催されています。特に、波佐見焼のものづくりの精神を体感できるイベントが、多くの人々の共感を呼んでいます。この魅力的なショーケースは、訪れる人々にとって新しい発見の場となってきました。
展示とワークショップの内容
「Tokyo Saikai Showcase」は、建築家・増田信吾と大坪克亘の設計によって生まれました。店舗は展示会やワークショップのためのギャラリースペース、商品の梱包や発送を行うワークスペース、地域とのつながりを演出するガーデンテラスの3つから構成されています。ここでは、波佐見焼の新作やデザインを楽しむことができ、地域作家とのコラボイベントが開催され、参加者は創作のプロセスに触れることができます。
今後の見通し
今後、さらに多様な試みが予定されており、3年目を迎える「Tokyo Saikai Showcase」は、訪れる人々に新たな体験を提供し続けることを目指しています。代表取締役社長の児玉賢太郎氏は、地域との連携を強化し、より多くの人々に波佐見焼を知ってもらうためのイベントを計画中です。これからの展開に期待が寄せられています。
ブランド紹介
「Tokyo Saikai Showcase」には、波佐見焼を代表する6つのブランドが出展しています。各ブランドはそれぞれの特性を活かした陶磁器を展開し、現代的なライフスタイルに合わせたデザインの食器が揃っています。たとえば、HASAMI PORCELAINは、400年の伝統を元にしたモジュラー製品を提供し、食器を効率よく収納可能です。また、デザイナーの角田陽太によるCommonは、シンプル且つ頑丈なデザインの家庭用テーブルウェアを展開。育児経験を活かしたデザイナー・マイヤ・プオスカリによるNUPPUは、子どもたちに優しい食器を提供しています。
東京西海株式会社の役割
「Tokyo Saikai Showcase」を運営している東京西海は、波佐見焼の伝統を継承しながらも現代的な魅力を引き出しています。グローバルな視点でのデザインと技術の融合により、これからも新しい商品を島内外に発信し続けることでしょう。波佐見焼の素晴らしい伝統を多くの人に伝えるため、東京西海は引き続き努力を惜しまない姿勢を貫いています。
このように、「Tokyo Saikai Showcase」は2周年を迎えて新たなフェーズに突入しました。日本の文化と現代デザインの融合した波佐見焼の陶磁器を更に多くの人々に体験してもらうために、今後の展開に注目です。興味を持たれた方は、ぜひ一度訪れてみることをおすすめします。