ピッツァ界の異才、坂本大樹シェフが「トリプレッタカップ」を制覇

ピッツァ界の異才、坂本大樹シェフの快挙

2025年7月7日、東京で開催された『第6回トリプレッタカップ』において、目黒区の人気ピッツェリア「PIZZERIA DA GRANZA」でオーナーシェフを務める坂本大樹氏が見事に優勝を果たしました。ファンタジア部門とフリッタ部門の両方で同時に勝利を収め、彼の他に類を見ない技術と創造性が証明される瞬間となりました。

二冠達成の意義

坂本シェフは、今大会での勝利を含め過去に数々の大会で多くの栄冠を手にしており、日本一のみならず世界一の栄誉も有しています。特にファンタジア部門では、彼の創意あふれるピッツァが人々の記憶に残る逸品となりました。

革新的な「野菜のだし汁」の挑戦

坂本シェフは「野菜」をテーマにしたファンタジア部門で、全く新しいコンセプトのピッツァを披露しました。それは、野菜のだし汁で練り上げた自家製生地を使った「カルボナーラジャッラ」です。肉類を使用せずに、5種類の野菜を取り入れたこのピッツァは、卵風味の素材と大豆で作ったチーズを加え、全体として豊かな風味を実現しています。黒胡椒が香ばしさを加え、この新しい試みは審査員たちを驚かせました。

フリッタ部門での新感覚スイーツ

さらに、フリッタ部門では“揚げティラミス”という斬新なドルチェを提案。カカオを練り込んだピッツァ生地にコーヒーガナッシュとマスカルポーネプリンを包み込み、揚げることによって驚くべき温度のコントラストが実現。その仕上げには、香り高いコーヒー豆ソースが添えられ、絶妙な甘さとほろ苦さが織りなす美味しさは、一口で心を掴むものでした。