「Designer Lingerie Arcade」初開催のレポート
2025年6月7日と8日の2日間、南青山にて行われた「Designer Lingerie Arcade」の初開催では、デザイナーランジェリーブランド9社が集まり、業界の新たな風潮を感じさせるイベントが繰り広げられました。このイベントは、株式会社タカギが運営するプレミアムインナーウェアブランド「AROMATIQUE」を含む、厳選されたブランドが揃うマーケットイベントです。
多様なブランドが集結
この「Designer Lingerie Arcade」は、デザイナーランジェリーとサニタリーブランド、さらにはセレクトショップが一堂に集まることを目的としたもので、主催の株式会社モデルインクがその取り組みを実現しました。参加したのは、デザイナーブランド5社、サニタリーブランド1社、セレクトショップ3社の計9ブランド。南青山の会場内には各ブランドごとのブースが設置され、それぞれが個性豊かなコレクションを披露しました。
来場者は自由にブースを回って試着を行い、ブランド間の「買い回り」を楽しんでいました。いくつかの来場者からは、「SNSでこのイベントを見つけた」「普段試着できない商品に触れられて嬉しい」との声も聞かれ、ブランド同士の相互的な魅力も感じ取れました。
トークショーで見えたブランド哲学
イベンの初日には、ファッションジャーナリストのシトウレイ氏をゲストに迎えたトークショーが行われました。シトウ氏と参加ブランドの代表者が、デザイナーランジェリーの未来やその芸術性についてディスカッションし、ブランド間の違いや共通点が浮き彫りになりました。今回のイベントでは、参加ブランドの意見がぶつかり合う中、各ブランドの哲学やコンセプトが際立つ瞬間もあり、参加者にとって刺激的な経験となりました。
主催者の思い
本イベントの主催者である株式会社モデルインクの津島忠章氏は、デザイナーランジェリーブランド同士の連携を通じて新たな市場を創出する可能性を見据えています。イベントが生まれた背景には、パリの展示会での出会いがあり、国内のランジェリー業界について話し合ったことが大きな要因だと語ります。「SNS全盛の時代に複数のブランドを同時に知ることができる場を作りたかった」と、津島氏はイベント開催に対する思いを語りました。
また、デザイナーランジェリーの重要性についても言及し、今後さらに多様性のある市場を創造していけると確信しています。「ブランドが協力し合うことで、新しい市場を拡大できる可能性が広がります」と津島氏はコメントしました。
今後に期待
今回のイベントを通じて、多くの来場者がデザイナーランジェリーという新たな世界にふれるきっかけを得たことは間違いありません。今後も「Designer Lingerie Arcade」の持続的な開催が期待され、ブランドにとっても新しいアイデアや顧客の理解を深める貴重な場となるでしょう。ブランド同士が肩を寄せ合い、成長を続けることで、さらなる革新が生まれることが期待されます。
この新たな試みが今後どのように展開されていくのか、注目です。次回の開催に向けた取り組みにも期待が高まります。