最新美容医療技術の集結!第17回日本美容医療学会研究会を振り返る
2025年1月24日、大阪市北区にて「第17回 日本美容医療学会 研究会」が開催されました。今回のテーマは『美容外科手術で未来を創る』。美容外科医、形成外科医、再生医療の専門家など、全国から51名の医師が集まり、最新の技術や研究成果が活発に発表されました。学会の名称が「日本美容医療学会」から「日本美容医療学会 研究会」に変更されたことも注目されています。
参加者の熱気が伝わる当日の様子
参加した医師たちからは、医療現場における新しいアプローチや治療法について活発な議論が交わされ、特に注目されたのはJAPSA独自の『Live surgery』セッションです。
このイベントでは、基礎から高難易度の施術までの手技をリアルタイムで観察しながら、直接医師に質問できる貴重な機会が提供されました。セッションでは、乳頭再建術や鼻先延長術、ヒアルロン酸の注入などが行われ、参加者たちは手術の細かなポイントを学びました。
講師陣には、寺西宏王代表理事(TCB東京中央美容外科理事長)、荻野晶弘教授(東邦大学)、清水史明教授(大分大学)など、名だたる専門家が名を連ねており、それぞれの講演が参加者に刺激を与えました。
主な講演内容
特に、藤田律先生による『男のヒアルロン酸注入合併症に対する考察』、木内玲子氏の『美容医療における再生医療』、奥村公貴先生の『二重埋没法における術式による長期的安定性の比較解析』を含む11の演題が発表され、専門家たちの知見が共有されました。ランチョンセミナーでは、川﨑加織先生がCO2マイクロサブシジョン注入機を用いたニキビ跡治療について講演しました。
目玉のLive surgery
JAPSAが誇る『Live surgery』では、実際の手術を見ることができることで、参加者たちの学びを深めました。医師たちはリアルタイムで施術を行いながら、手技の細部について詳しい解説を行いました。この場では、手術の特性や注意点についての意見交換も行われ、参加者も施術者となる医師たちと直接コミュニケーションを取ることができました。
高見昌司先生による『乳輪・乳頭縮小後扁平乳頭に対する乳頭再建術』や、田村貴彦先生、田村太一先生の講演は特に参加者の興味を引き、多くの質問が寄せられました。
若手医師の成長を促すコンテスト
また、第7回二重埋没グランプリが行われ、若手美容外科医が技術を競い合いました。このコンテストは、美容外科医の技術向上を目的としており、審査員賞に鈴木陽子先生、オーディエンス賞に田村太一先生が輝きました。
参加者からの反応
参加者からは「最新技術や研究成果を直接学べる貴重な機会」、「実際の施術に役立つ知識が得られた」といった声が相次ぎ、今後の美容医療の発展に向けての意欲が高まっている様子が見受けられました。
代表理事の今後の展望
寺西代表理事は、「自由診療と保険診療の垣根を越えて、専門家同士が知識を共有する場を創り、美容業界の技術向上に貢献していきます」とコメントしており、次回の研究会が更なる技術革新の場になることが期待されています。
次回の日本美容医療学会研究会は2025年4月25日に予定されています。同学会では美容医療の最前線を学ぶ貴重な機会を提供し、参加者の成長を応援しています。詳しくは公式サイトでお申し込みを受け付けています。