髪の悩みを抱える40・50代女性の実態調査
年齢を重ねるにつれて、女性たちの髪の悩みは深刻化しています。特に40代・50代の女性が直面する問題として、白髪、くせ毛、ボリュームの減少などが挙げられます。これらの問題は見た目の印象に大きく影響し、自己肯定感にまで関わることが多いため、深刻な悩みとして捉えられています。今回は、合同会社LICが行った美容師監修のメディア「ぼくのヘアケアLabo」での調査結果をもとに、現状の髪の悩みについて詳しく見ていきましょう。
調査概要
この調査は2025年7月に、全国の40代・50代の女性100名を対象に行われました。調査方法はインターネット調査で、参加者は自身が最も気にしている髪の悩みについて自由に回答しました。
調査結果
第1位:白髪(60件)
白髪が最多の悩みとして挙げられました。この悩みは、染まりにくさや目立つ速さから、自宅でのケアが大変であることが主な原因のようです。特に、髪の分け目や頭頂部に白髪が目立つことで老けた印象を持たれることに不安を感じている人が多いことが分かりました。また、同世代と自分を比べて落ち込むこともあるようです。白髪という悩みは、見た目や手間、心の負担など、多角的に影響を及ぼしていることが強調されました。
第2位:髪のくせ・うねり(13件)
次に多かったのは髪のくせやうねり。特に湿気の多い夏場には、くせ毛が扱いづらくなるという声が多く寄せられました。夜のドライヤーでは抑えられても、朝になると元に戻ってしまうという現実に、朝のスタイリングがストレスになっているという意見が多く見受けられます。そのため、年齢を重ねることでくせがさらに強くなったと感じている方も多く、この悩みも非常に根深い問題だと言えるでしょう。
第3位:パサつき・乾燥(10件)
髪のパサつきや乾燥も、女性たちにとっては大きな悩みの一つです。年齢とともに髪の艶が減り、かつては美しい艶があったのが失われていくことに不安を持つ声が聞かれました。この問題に関しては、普段のケアにヘアオイルを使ったり、一つに束ねたりして対処している方が多いようです。ただし、それでも見た目に影響が出るため、一層の悩みを深めているケースが多く見受けられました。
同率第4位:ボリュームのなさ・抜け毛(6件ずつ)
ボリュームがなくなることや抜け毛の問題も同じく重要です。髪が細くなったり、ぺたんこになったりすることで老けた印象を持たれることが気にかかる方が多く、実際に朝セットしてもお昼にはあぜ道ができているなど、見た目の変化にショックを受けることもしばしばあるようです。さらに、抜け毛については、産後の影響や年齢に伴い増加し、将来の薄毛が不安だと訴える声も多く聞かれました。
第6位:髪のまとまりにくさ(2件)
髪のまとまりにくさも少数派の悩みですが、広がりやすい髪質に悩まされている人たちからは、ストレートにスタイリングすることが非常に困難であるとの声が挙がりました。特に、くせ毛が強く、多毛の方ではその傾向が強めで、朝の時間に余計な手間がかかることでストレスを感じているとのことです。
まとめ
調査の結果、1位に「白髪」、2位に「くせ毛・うねり」、3位に「パサつき・乾燥」、同率4位に「ボリュームのなさ」と「抜け毛・薄毛」、そして最後に「髪のまとまりにくさ」という順位がつきました。年齢を重ねるごとに、髪質や見た目に変化を感じ悩んでいる方が多いのが実情です。白髪やうねり、パサつきは見た目だけでなく、自己イメージにまで影響を及ぼし、心の負担となっていることが改めて分かりました。これらの髪の悩みは、単なる外見の問題にとどまらず、40・50代女性にとって非常に重要で深刻なテーマであると言えるでしょう。