美味しさを守り続けた47年
北海道の新十津川町に位置する「大畠精肉店」は、昭和54年から地域に根付いている精肉店です。今回は、その名物の一つである『おばあちゃんのホルモン』が全国へと進出するためのクラウドファンディングが開始されたことをお伝えします。
クラウドファンディングの始まり
2026年3月18日より、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクトがスタートしました。開始から約1週間で56万円を超える支援が集まり、目標金額の18%を達成したとのこと。この取り組みは、全国の皆様に『おばあちゃんのホルモン』を知ってもらい、その味を次世代へと受け継いでいくことを目指しています。
おばあちゃん(現会長)が語るホルモンの誕生秘話は多くの共感を得て、SNSではなんと90万回以上も再生されています。地方の精肉店の挑戦が全国に波及する様子は、感動を呼び起こしています。
受け継がれる手間暇
大畠精肉店では、昔からの手作りの方法が現在も守られています。創業前に営まれていた蹄鉄業が立ちゆかなくなった際、近所で豚を飼っていた知人から譲り受けたホルモンを大切に扱い、手間をかけて味を作り上げたことが始まりです。
「ほんの少しでも栄養のあるものを」との思いから、地域の消防団に振る舞ったホルモンは、高評判となり、徐々に周囲に広がっていきました。
「ホルモンなんて売り物になりにくい」と言われていた時代から始まったこの取り組みは、大畠のホルモンという名物へと成長しました。
食べやすさの秘密
地元の方々から寄せられる多くの意見の中でも特に目立つのは、「ホルモンが苦手だったけれど、大畠さんのは食べやすい」という声です。その理由は二つの工程です。
一つ目は徹底した下処理。新鮮な豚の腸を流水で何度も丁寧に洗い、独特の臭みを取り除いています。
二つ目は二段階の味付け。味噌の下味をつけた後、特製の焼き肉のたれで仕上げるという手法です。
このような手間をかけた味が地域で愛されてきた理由です。
次世代へのバトン
代表の大畠光敬氏は、地域との深い結びつきの中で、これからもこの味を受け継いでいく強い想いを持っています。
「今の時代に手間のかかるやり方は見えにくいかもしれませんが、心を込めて作ることの大切さを伝えたくて」と語ります。手作りを律儀に続けてきた大畠精肉店は、地域の人々とともに成長しながら、広がりを見せることを目指しています。
地域との共生
大畠精肉店は、単に商品を提供するだけでなく、地域に貢献する様々な取り組みも行っています。学校給食への食材提供やフードバンク、子ども食堂への協力もなされています。
これらの活動は特別なものではなく、地域と共に歩んできた結果として自然に生まれたものです。
今回のクラウドファンディングは販路拡大だけでなく、手間をかけた味の価値を未来へと思いを繋いでいくものでもあります。
クラウドファンディング概要
- - プロジェクト名:新十津川の宝を世界の宝へ!47年愛された『おばあちゃんのホルモン』全国進出宣言!
- - 目標金額:3,000,000円
- - 募集期間:2026年4月30日(木)まで
- - プロジェクトURL:CAMPFIRE
最後に
『おばあちゃんのホルモン』が全国に広がることで、昔からの味が新しい世代に届くことを祈り、地域の宝として愛され続けることを願っています。全国の皆さん、ぜひ応援してください!