COP30ジャパン・パビリオンでのフルッタフルッタの挑戦と未来へのビジョン

2025年11月、ブラジル・パラ州ベレンにて開催される国際会議、COP30。ここで、日本の気候変動対策や環境技術を発信するために設けられるジャパン・パビリオンにおいて、株式会社フルッタフルッタの代表、長澤誠が講演を行います。このセミナーでは、「農林分野・ブルーカーボンによる気候変動対策の推進」というテーマの下、持続可能な農業の重要性を世界へと訴えかけます。

フルッタフルッタの役割と展望

フルッタフルッタは、アグロフォレストリーに基づいた農業の発展を目指す企業です。この農法は、農作物と樹木を共存させることで、環境にも社会にも配慮した製品提供を行っています。長澤代表は、このセミナーを通じて、自社の持つサステナブルな取り組みや、今秋新たに発表されるサステナブルマッチングプラットフォームについて紹介します。このプラットフォームでは、農業と環境保護の両立を図り、さらに持続可能な社会の実現に寄与することを目指します。

セミナーおよびバーチャル展示の詳細

セミナー概要

- 日時：2025年11月17日（月）13:45～15:45（ブラジル時間）
- テーマ：「農林分野・ブルーカーボンによる気候変動対策の推進」
- 主催：環境省
- 共催：外務省・農林水産省・林野庁・国土交通省・ブラジル環境・気候変動省
- 会場：COP30 ジャパン・パビリオン

また、フルッタフルッタはジャパン・パビリオンの公式サイトで開催されるバーチャル展示にも参加します。最新情報は11月初旬に発表される予定で、ここでもお見逃しなくご確認ください。

アグロフォレストリーとは？

「森をつくる農業」と表現されるアグロフォレストリー。それは、農作物と樹木を同時に栽培する方式で、アマゾンにおいても注目されています。この手法を取り入れることで、持続可能な農業が実現し、地域の雇用も生み出ります。特に、フルッタフルッタの取引先であるCAMTA農協は、このアグロフォレストリーを基盤にした農業を導入しており、アマゾンの荒廃地の再生を進めています。

CO2削減における効果

アグロフォレストリーは温室効果ガスであるCO2の吸収にも大きな効果を発揮します。伐採後の単一栽培では土壌が劣化しやすいですが、この農法では樹木の成長と共にCO2を固定し、環境が改善されていくのです。このように、アグロフォレストリーは農業を行いながら環境保全へも貢献できる、たいへん貴重なモデルです。

CAMTAの歴史と取り組み

ブラジルのアマゾン地帯にあるトメアス総合農業協同組合（CAMTA）は、日本人移住者によって1931年に設立されました。当初は主に野菜や米を販売しながら、その後アグロフォレストリーを通じて農業の転換を図りました。CAMTAはアマゾンフルーツの生産とアグロフォレストリーの発展に注力し、フルッタフルッタと共にグローバルなフルーツ供給の基盤を築いています。

フルッタフルッタの未来へのビジョン

2002年の設立以来、フルッタフルッタはアサイーを日本に広め、持続可能な農業の普及に寄与してきました。今後も「自然と共に生きる」という理念のもと、環境と経済の調和を図りながら、新しい事業展開を進めていきます。日本が提案する持続可能な未来を世界に向けて発信するフルッタフルッタの挑戦から、目が離せません！