アルペンの新たな挑戦:資源循環サービス「PASSTO」
スポーツ用品を扱う株式会社アルペンは、2020年2月から始めた衣類回収活動により、5年間で累計60トン以上の衣類をリユースおよびリサイクルに繋げてきました。この活動の一環として、2025年5月より新たに株式会社ECOMMITと連携し、資源循環サービス「PASSTO」を導入することになります。
サステナブルファッションの現状
環境省が発表した「サステナブルファッション」についての2022年度調査によると、日本国内では年間約45万トンもの衣類が可燃ごみや不燃ごみとして廃棄されています。これは、焼却や埋め立てなどの処理が行われており、環境負荷が非常に大きいという現実を示しています。そこで、アルペンは4年前から衣類回収BOXを店舗に設置し、不要な衣類の回収を始めました。
「PASSTO」について
新たに連携する「PASSTO」は、使わなくなった衣類を回収し、適切に選別・リユース・リサイクルすることを目指すサービスです。その名は「PASS TO」を省略したもので、「次の人に渡し、未来へ繋ぐ」という意味が込められています。リユースやリサイクルの割合は約98%と高く、環境保護にも寄与しています。
持ち込む衣類
アルペングループでは、全国の店舗に衣類回収BOXを設置しており、不要になった衣類を持ち込むことができます。回収はどのようなブランドの衣類でも可能ですが、特に汚れが激しいものや濡れた衣類はお受け取りできない場合があります。
環境への影響
「PASSTO」を通じて、単なる焼却処理よりもCO2の排出量を削減し、持続可能な環境づくりに貢献しています。これは非常に意義深い取り組みであり、循環型社会への移行を目指すうえでも重要です。
アルペングループの取り組み
アルペンは「Alpen GREEN PROJECT」と呼ばれる環境保護活動を進めており、自然環境の保護を通じてスポーツを楽しむ未来を志向しています。また、「Alpen DREAM PROJECT」では、スポーツ愛好家の育成にも力を入れています。今後も、サステイナビリティの一環として、衣類回収活動を深化させ、様々な資源の循環を目指します。
ECOMMIT社の紹介
ECOMMITは「捨てない社会」を実現するための循環商社で、不要品を回収し、選別して再流通させる事業モデルです。全国に循環センターを設立し、データを用いてリユース・リサイクル率を算出したり、CO2削減量の報告も行っています。これにより、企業や自治体のサステイナビリティ推進を支援しています。
アルペンの未来に向けて
アルペンは、スポーツが満ち溢れる未来を実現するために、さまざまな活動を展開しています。これからも積極的にサステイナブルな取り組みを進め、地域社会と連携しながら、人々の健康的で豊かなライフスタイルを支えていきます。アルペンの活動へ参加し、衣類回収にご協力いただければ幸いです。