ファミリーマートによる健康経営の新たな取り組み
株式会社ファミリーマートは、健康経営の推進を強化するために、特に熱中症対策に注力しています。昨年からの猛暑続きにより、社内外の安全確保は急務とされており、6月から施行された「職場での熱中症対策義務化」に基づいて様々な施策を展開しています。これにより、社員や加盟店の皆様が安全かつ快適に働ける環境を整備することが目指されています。
熱中症対策強化の具体的な取り組み
注意喚起と情報共有
ファミリーマートでは、社内のイントラネットや衛生委員会を通じて、熱中症に関する注意喚起や具体的な対策を周知しています。加盟店や店舗向けには、実施すべき対策の具体例が紹介され、店舗で活用可能な項目リストも配信され、利用促進が図られています。さらに、熱中症への注意喚起として、店舗サイネージを通じて毎年限定の動画が配信されるなど、視覚的な啓発も行なっています。
健康管理の取り組み
特に、健康管理室のサイトをリニューアルし、産業医からの啓発動画を視聴できるようにしたり、社内給茶機においてこまめな水分補給を促すPOPを掲示するなど、社員の健康維持を積極的にサポートしています。
ファミマサマータイムの導入
また、昨年の7月から9月にかけて「ファミマサマータイム」が実施され、従業員の就業時間を1時間前倒しにすることで、炎天下を避け、涼しい朝の時間に効率的に業務を行えるよう配慮されています。この取り組みは、業務効率化に加えて、節電効果も期待されています。
健康白書の発行と今後の取り組み
ファミリーマートは、健康経営の活動とその課題を整理し、初めて「健康白書」を発行しました。この白書には、健康維持のために必要な健康意識の向上や健康行動の重要性が強調されています。健康診断の受診促進に加え、生活習慣改善や、特に女性の健康とキャリアについてのセミナーも実施され、ウォーキング活動やメンタルヘルス対策にも力を入れています。
健康白書を通じて、健康数値の改善が見られる社員がいる一方で、20代や30代の健康面での課題も把握されています。今後はこのデータを基に、予防と早期対策にさらに取り組みを強化し、健康経営を進化させていく予定です。
ファミリーマートは、これからも地域に寄り添い、従業員と顧客がともに健康で快適に過ごせるよう努めていきます。私たちの生活における「安心と便利」を提供し続ける企業として、ますますの活躍が期待されます。