結婚25周年を迎えたはなわが語る、家族愛と子育ての哲学
芸能界での活動が30年、結婚してからも25年が経ったはなわさんが、初めて家族や子育てについて本音を綴った著書『柔道3兄弟と天然ママと僕~はなわの楽しい子育て~』が11月22日(土)に出版されました。今回はその内容を深掘りし、彼の特異な子育て観や家族の絆に迫ります。
家族の歩みを赤裸々に
本書の第1章では、はなわさんの家族の歴史や、子供たちの育成の過程が描かれています。長男の元輝さんが柔道を始めた経緯や、次男の龍ノ介さん、三男の昇利さんの成長物語、さらには東日本大震災を契機に決断した佐賀県への移住まで、家族のリアルな生活が赤裸々に語られているのが特徴です。
また、新型コロナウイルスの影響で家族が再度関東に戻る際に、どのように意見をまとめたのか、子供たちの進路選択についての考え方についても触れています。時代の波に合わせながらどう家族が歩んできたのか、非常に興味深く読み応えがあります。
「下から目線」の子育て哲学
第2章では、はなわさんの子育てポリシーが詳述されています。彼はいわゆる"規則"を設けず、子供たちに自由を与えるスタイルを選びました。ゲームやYouTubeの視聴時間も制限せず、自立心や人間性を育むために、子供たちの判断を尊重しています。
「負けの美学」を実践することによって、親としての威厳を振りかざすのではなく、子供たちを見守り、共に成長していく姿勢が強調されています。はなわさんは、「愛情をもって子供には自由を与えることが肝」と語っており、シンプルでありながらも深いメッセージが込められています。
夫婦の絆と育児の楽しさ
5章では、結婚25年を迎えるはなわ夫妻の変わらぬ関係も描かれています。出会いから結婚、子育ての過程、そして夫婦仲を保つ秘訣まで、正直な言葉で語られており、特に「ママのことをリスペクトする姿勢」が夫妻の温かい関係を支えているとのこと。
さらに、妻の智子さんも特別インタビューに答え、自らの育児体験をシェアしています。彼女は「柔道3兄弟」のためにすべてを捧げた日々を思い返し、ワンオペ育児をどのように頑張ってきたかを語っています。
兄弟対談での新たな気づき
また、本書にははなわさんの実の弟であるナイツの塙宣之さんとの特別対談も収録されています。子育てについての共通点やお互いの考え方を深く掘り下げながら、親として何を大切にしているのかを真剣に語り合っています。
兄弟として共闘しながら得た教訓や、反面教師としての両親からの学びなど、多くの知恵が詰まっており、読者にとっても大変価値のある内容が盛り込まれています。
まとめと読者へのメッセージ
はなわさんは本書を通して、家族の絆や愛情、子育てを楽しむことの重要性を伝えたいと考えています。子育てに悩む多くの親たちに向けて、「難しく考えすぎず、楽しむことが大切だ」というメッセージが響きます。
この著書は、家族の愛に満ちた日々を振り返りたい全ての人に送る一冊です。ぜひ、手に取ってその温かいメッセージを感じてみてはいかがでしょうか。