歌舞伎の魅力を自宅で楽しむ落語会「志ん輔と仲間たち」

自宅で楽しむ江戸の落語

日本の伝統芸能、歌舞伎の世界を描いた「淀五郎」が、古今亭志ん輔と江戸家まねき猫によって贈られる特別な配信落語会「志ん輔と仲間たち」が1月24日（金）に開催されます。この企画は毎日新聞社の主催で、自宅からリアルタイムで楽しむことができる新しい形の落語会です。

配信のコンセプト

「志ん輔と仲間たち」は、コロナ禍で多くの寄席や落語会がキャンセルとなっている中、笑いを絶やさないために始まりました。古今亭志ん輔師匠の自宅稽古場から配信され、普段は会場で体験しなければならない生の落語を、自宅で気軽に視聴できるのが大きな魅力です。さらに、この落語会では見逃し配信もあり、忙しい方やシニア世代にも優しい企画となっています。

芝居噺「淀五郎」の世界

「淀五郎」は、江戸時代の歌舞伎の舞台が背景の作品です。物語は、歌舞伎を上演する前に役者が不幸にも急病に倒れてしまい、その役者の弟子である淀五郎が代役を演じる様子が描かれています。舞台では名人役者とのかけひきが展開され、古今亭志ん輔の巧みな演技に圧倒されることでしょう。この古典落語の妙味を、独特の演出で味わうことができます。

江戸家まねき猫の登場

この落語会には、動物ものまね芸で有名な江戸家まねき猫もゲストとして参加します。彼は初代江戸家猫八を祖父に持ち、芸の血筋を受け継ぐ実力派です。これまでフジテレビドラマ「鬼平犯科帳」での活躍など、さまざまなメディアで見ることができます。

当日は、志ん輔師匠とのアフタートークも楽しめます。まねき猫による動物ものまねの秘密や、父・猫八さんとの思い出について語られる予定です。これにより、芸の裏側に触れる貴重な機会となるでしょう。