SISIOの新作コレクション
2025-04-04 14:48:06

SISIOが語る秋冬コレクション『Anitya 諸行無常』の深い意味と美しさ

SISIOが魅せる2025年秋冬コレクション『Anitya 諸行無常』



2025年3月25日、代々木第二体育館で発表されたSISIOの新作コレクション「Anitya 諸行無常」は、自然との深い結びつきをテーマにした魅力的なランウェイショーでした。このイベントは、ファッション界において注目される東京コレクションの一環として行われ、新たな風を吹き込む瞬間となりました。

ブランドの誕生背景とデザイナーのビジョン


SISIOは、デザイナーのシャーロット・シャオによって2018年に設立されたブランドです。彼女はロンドンのセントラル・セント・マーチンズとニューヨークのパーソンズスクールオブデザインで学び、自然との調和を掲げて独自のスタイルを持つコレクションを展開しています。パリやニューヨークのファッションウィークを経て、東京で再び自らの世界観を表現する機会を得ました。

「Anitya」の核心にある哲学


今回のコレクション「Anitya」は、日本の仏教哲学「諸行無常」をテーマにしています。この考え方は、変化や無常の美しさを表現しており、デザイナーの旅の中で得たインスピレーションが色濃く反映されています。特に、アイスランドやグリーンランドでの孤独な体験やロサンゼルスで感じた気候危機の現実から、自然が持つ生命力と変化を感じ取ったシャーロットは、これを形にしました。

「成・住・壊・空」という四つの時期の循環を元に、無常の美を表現することで、私たちの生き方や選択について考えさせるメッセージを込めています。

色彩と素材へのこだわり


コレクションでは、温かみのあるニュートラルカラーと深いオーシャンブルーのカラーパレットが採用されています。アイスダイやタイダイ技法を使って、オーロラや氷河の美しい色合いを表現するとともに、サステイナビリティにも配慮した素材選びがされています。全ての生地は生分解性にこだわり、環境への意識が込められています。

音楽と視覚の融合


ランウェイショーの際、注目すべきは日本のインディーロックバンド「Sly」とのコラボレーションです。自然の音を録音した音楽が、幻想的なメロディと共にコレクションに命を吹き込んでいます。アイスランドの風の鳴き声や滝の音がリズムを提供し、リードシンガーのHectorの哀愁漂う歌声が観客を大自然の中心へと誘う空間を作り出しました。

結論としての「Anitya」


最終的に、この秋冬コレクションは無常へのオマージュとして、またたくまに変わり続ける自然への瞑想の場を提供しています。SISIOは、私たちがこれから作り出す未来について深く考えることを呼びかけています。このコレクションは単なるファッションではなく、生命や環境に対する敬意を示すものであり、観客にとって貴重な体験となったことでしょう。


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