サステナブルな工芸品「ORIZARA」が大阪・関西万博で登場!
タカラベルモント株式会社は、金森合金および読売新聞社と協力して始める「サステナビリティ×工芸」プロジェクトを発表しました。今回は、使用済みのヘアカラー剤のアルミチューブと新聞印刷時に使われたアルミ製の刷版を新たな工芸品「ORIZARA」として生まれ変わらせます。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、2025年に開催される「大阪・関西万博」のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に則ったもので、未来の持続可能な社会を実験的にデザインすることを目指しています。新たに生まれる工芸品は、人類が共有する課題解決に向けた新たなアイデアの発信をも目的としています。
「ORIZARA」について
「ORIZARA」は、タカラベルモント、金森合金、読売新聞社の3社が初めて共同制作したアルミ製の器で、展示は2025年5月27日から6月1日までの間、大阪・関西万博内のギャラリーEASTおよびポップアップステージ南で行います。ここで初めて販売されるこの素晴らしい工芸品は、持続可能な社会の実現を目指す象徴的な存在です。
使用される素材
この工芸品は、使用済みのヘアカラー剤を入れていたアルミチューブと、新聞印刷に利用していたアルミの刷版を再利用して作られています。アルミ製のチューブは、年間約2500トンも存在すると言われ、その再利用はエネルギーの約97%を削減する可能性があります。このリサイクルは、エコフレンドリーだけでなく、未来の世代に美しい工芸品を残すことにつながります。
技術とデザイン
「ORIZARA」の製造は、江戸時代1714年から続く金森合金の砂型鋳造技術を用いて行われます。タカラベルモントがデザインしたこの工芸品は、折り紙の原理にインスパイアされたシンプルでありながら美しい形が特徴です。300年以上の歴史が詰まった技術と現代的な感性が共存した作品に仕上がっています。
イベント情報
「饗宴!匠が演じる日本美の世界 powered by MUFG工芸プロジェクト」では、全国各地から集まった50人を超える職人、工芸家、クリエーターたちの作品が展示されます。このイベントは、日本の伝統美を広く知ってもらう素晴らしい機会となるでしょう。
まとめ
タカラベルモントと金森合金、読売新聞社のコラボレーションによる「ORIZARA」は、ただの工芸品ではなく、持続可能な社会を実現するための新たな挑戦の象徴です。これをきっかけに、私たち一人ひとりも意識を変えて、サステナブルな選択をしていくことが求められています。ぜひ、大阪・関西万博での展示を見逃さないでください!