Golden Gooseがヴェネツィアでアートとカルチャーが交差する展覧会を開催

Golden Gooseが創造する新たなアート体験

2025年5月、ヴェネツィア・マルゲーラの「HAUS」において、Golden Gooseがアーティストのマルコ・ブランビラによる展覧会「Altered States」を開催しました。この展覧会は、ヴェネツィア・ビエンナーレの幕開けに合わせて行われ、世界中から集まったゲストに革新的なアート体験を提供しました。

HAUSは、Golden Gooseにとっての重要な拠点であり、「Dreamers」と呼ばれる多様なクリエイターやコミュニティが集まる場所です。クラフトマンシップやカルチャー、アートが融合するこのクリエイティブハブは、アートの未来を作る新たな形を提示しています。特に、マルコ・ブランビラ氏の作品は、アート史と最新技術を交差させたものであり、ハイエンドなビジュアルコンテンツが特徴です。彼のインスタレーションは、ラスベガスのSphereやニューヨークのタイムズスクエアで話題となった作品でも知られています。

今回の「Altered States」は、ブランビラにとってイタリア初の大規模展示であり、HAUS独自のインダストリアルな空間を利用して新たに創作された作品が並びます。展覧会では、映画が持つ夢のような状態をテーマに、来場者を現実と仮想が交錯する幻想的な体験へと導きます。

作品は全て、映画映像やサウンドを元に構成され、夢、記憶、集合的無意識を探求する内容となっています。その中で、観客は非現実的なビジュアルやサウンドに包まれ、記憶・ファンタジー・欲望の交差する多次元的な世界を体感することができるのです。

展覧会に参加した著名なゲストには、女優のエイミーベス・マクナルティやプラティバ・ランタ、歌手のジャック・サヴォレッティ、さらにはアーティストのファブリツィオ・プレッシなど多彩な顔ぶれが揃いました。特別な料理パフォーマンスを手掛けたのは、名シェフのパオロ・グリッファ。彼の料理は、イタリアの伝統を反映しながらも独創性に富んでおり、イベントに参加したゲストを魅了しました。

このHAUSにおいては、5月10日から11日にかけて「HAUS Week」が開催されます。この期間には、アート、カルチャー、スポーツをテーマにした多彩なプログラムが用意されており、地元ヴェネツィアのコミュニティへの還元を目指しています。ワークショップやトークイベントなどが行われますので、アートに興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

HAUSとは何か?

HAUSは、2024年にヴェネツィア・ビエンナーレ開催中に誕生したGolden Gooseが構築した贅沢なカルチャープラットフォームです。ここには様々なバックグラウンドを持つクリエイターが集まり、コミュニティの力を借りながらアートを通じた新しい価値を見出しています。

この場所には、次世代のブランド職人を育てるための「アカデミー」も設けられており、熟練の職人から技術や知識を直接学ぶことができます。

「HAUS」では製品のイノベーションや修理に特化した「Manovia」が運営されており、アートとサステナビリティを融合させた空間が提供されています。また、国内外のアーティストによる展示も行われており、訪れる人々が自由にクリエイティビティを発揮できる場となっています。

今後、Golden GooseのHAUSコンセプトは、世界中に拡大する予定であり、特に日本の銀座やニューヨーク、イスタンブールにも新たな拠点がオープン予定です。

文化やアートに興味がある方々には、ぜひ「HAUS」を訪れて、Golden Gooseの世界観を直に体験していただきたいと思います。