バレンタインデー直前!高校生の恋愛トレンドを探る
2月14日のバレンタインデーが近づく中、株式会社リクルートが実施した「恋愛トレンドアンケート2025」の結果が注目を集めています。進路情報メディア『スタディサプリ進路』が、現役高校生685名を対象に行ったこの調査では、恋愛に対する価値観や行動が浮き彫りになりました。今回は、彼らの恋愛観とその背景に迫るお話をしましょう。
恋愛において「尽くされたい派」が過半数
このアンケートの最初の質問、「恋愛において、尽くしたい派か尽くされたい派か?」に対し、なんと55.8%の高校生が「尽くされたい」と回答しました。これは、恋愛における相手からのサポートや愛情を必要とする傾向が高いことを示しています。具体的な「尽くす」とは、困難な状況に寄り添う行動が求められており、ポジティブな気持ちをシェアし合うことが重視されています。
「尽くす」とはどういうこと?
調査結果を基に、高校生が思う「尽くす」行動TOP5を見ていくと、以下のような項目がランクインしています:
1. 気持ちに寄り添うこと
2. プレゼントを贈ってくれること
3. 手作りのお弁当やお菓子をくれること
4. 荷物を持ってくれること
5. 応援メッセージを送ること
嬉しいプレゼントや手作りの品はもちろん嬉しいですが、これらよりも、相手の気持ちに寄り添う行動が求められていることがわかります。
影響を与えている国内エンタメ
恋愛観に影響を与えているものを探ったところ、TOP3に日本のエンタメがランクインしました。
日本のテレビドラマや漫画が高校生たちの恋愛観に具体的なイメージを持たせ、彼らの価値観形成に強い影響を及ぼしていることが考えられます。一方、海外のコンテンツも人気を集めていますが、恋愛観に限って言えば、同じ言語・文化の影響が強く出ているようです。
編集長の見解
調査を率いる『スタディサプリ進路ブック』編集長、金剛地千鶴子さんは、「高校生は、相手からの愛情表現、つまり『尽くされる幸せ』を語ることが多い。彼らにとって、バレンタインデーは愛の気持ちを伝える緊張感のある日だ」とコメントしています。実際、恋人に告白する予定の高校生は、わずか1.9%でした。これは、この特別な日に告白することがますます特別な意義を持つようになっていることを示しています。
バレンタインデーの新しいかたち
恋人に贈るだけでなく、友達や家族にも気持ちを伝えるバレンタインデー。高校生たちにとって、“LOVE”だけでなく“LIKE”を大切にする日として進化しています。このような変化は、彼らの恋愛観にも新たな視点をもたらしているのかもしれません。
おわりに
今回のアンケートは、高校生たちの恋愛観を知る貴重な機会となりました。プレゼントや気持ちの寄り添いが心の中でどれほど重要かを理解する上で、バレンタインデーは絶好のチャンスです。この日に好きな気持ちを大切にし、相手へとしっかり伝えることができれば、素晴らしい思い出になりますね。彼らの恋愛が、今後どのように発展していくのか、楽しみにしたいと思います。