新ビフィズス菌研究
2026-05-11 11:51:55

森永乳業が発表した新研究、ビフィズス菌M-63の腸内環境への影響とは

ビフィズス菌M-63の研究成果


森永乳業が55年以上の研究を経て、腸内の健康に寄与するビフィズス菌に関する最新の調査結果を発表しました。今回の研究は松本市立病院との共同で実施され、離乳期以降の乳幼児におけるビフィズス菌M-63の摂取が腸内環境や排便習慣にどのように影響するのかを探りました。

1. 研究背景


乳幼児の成長過程では、腸内環境が母乳や離乳食の影響を受けながら急速に変化します。この時期には、排便に関するトラブルや感染症リスクの増加が懸念されます。そこで、腸内環境を正常化することが重要な課題となっています。本研究は、ビフィズス菌M-63がこの課題に対してどのような効果を持つのかを評価しました。

2. 研究方法


対象者は生後5か月から3歳未満の健康な乳幼児100名で、研究はランダム化二重盲検プラセボ対照の手法を採用しました。参加者は、ビフィズス菌M-63を含む粉末を8週間継続的に摂取する群と、プラセボを摂取する群に分かれて比較されました。評価項目には、排便状況や腸内細菌の変化、健康状態が盛り込まれました。

3. ビフィズス菌M-63とは


ビフィズス菌M-63は、乳児の腸内から発見された菌株で、特に母乳と親和性が高いとされています。この菌は腸内で有益な代謝物を生成し、免疫機能の発達や感染リスクの低減に寄与すると考えられています。また、M-63は国際的にも安全性が認証されています。

4. 研究結果


研究の結果、ビフィズス菌M-63を摂取した群では、プラセボ群に比べて下痢の発症日数が減り、正常な排便のあった日数が増加しました。このことは、ビフィズス菌M-63が腸内環境を整える働きを示唆しています。また、母乳を継続的に摂取している集団では、ビフィズス菌の割合が増加し、便中の短鎖脂肪酸の濃度も改善されました。さらなる解析では、感染症リスクが高いとされる乳幼児においても、ビフィズス菌M-63の摂取が有利に働くことが示されました。

5. 今後の展望


本研究の成果により、ビフィズス菌M-63は離乳期以降の乳幼児にも有益である可能性が期待されています。森永乳業は、今後もビフィズス菌に関する研究を続け、消費者へその科学的効果をわかりやすく伝えることを目指します。食べ物と健康の未来を支えるビフィズス菌M-63に、今後も目が離せません。


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