ローヤルゼリーの新たなバリア機能に関する研究
株式会社山田養蜂場の研究機関が行った新しい研究で、ローヤルゼリーが肌のバリア機能と保湿力を高める新しいメカニズムが明らかになりました。この研究は、網羅的遺伝子解析を用いて行われ、具体的にはローヤルゼリー(以下RJ)がもたらす肌への影響を深く探求したものです。
ローヤルゼリーとは?
ローヤルゼリーは、ミツバチが分泌する栄養豊富な物質で、さまざまな栄養素を含んでいます。その中には必須アミノ酸やデセン酸といった特長的な成分があり、古くから健康や美容の素材として重宝されています。これまでもRJの持つ保湿や抗酸化作用について、多くの研究が行われてきました。
新たな研究の概要
今回の研究は、日本農芸化学会にて発表されたもので、RJがバリア機能と保湿力においてどう作用するのかを探るものでした。研究により、ローヤルゼリーは皮膚の角化細胞において、PLIN2やAQP3という遺伝子の発現を促進することが確認されました。これらの遺伝子は、肌のバリア機能や保湿作用に重要な役割を果たしています。
具体的な研究結果
研究を通して明らかになったのは、ローヤルゼリーの成分が特定のタンパク質や遺伝子に働きかけることです。PLIN2は脂質の合成に関与し、AQP3は水分やグリセリンを運ぶ役割を果たしています。
1.
PLIN2やAQP3の発現の増加
- RJが皮膚モデルに加えられることで、PLIN2やAQP3の発現量が増えることが観察されました。
2.
PPARの役割
- PLIN2やAQP3は、PPARという核受容体に関連しており、RJがPPARβ/δを介してこれらの遺伝子の発現を促すことが分かりました。
3.
脂肪酸輸送との関連
- RJは脂肪酸輸送経路を通じて、PLIN2やAQP3の発現を促進する可能性が示され、その具体的なメカニズムにも迫りました。
この結果は、RJがただの健康食品でなく、肌の健康においても多様なメカニズムで寄与していることを示しています。
研究の意義と今後の展望
研究によって示されたこの新しい知見は、ローヤルゼリーがどのように肌本来のバリア機能や保湿力を高めるのかを科学的に理解する手助けとなります。RJは、長年にわたりその効果がもたれ、実際に「ローヤルゼリーを飲んでいる人は若々しく見える」といった体験談も寄せられています。そのことからも、今後の研究を通じて新たな製品開発や、美容素材としての利用が期待されています。
まとめ
ローヤルゼリーは、その多様な成分とメカニズムにより、美肌効果をもたらすことが明らかになりました。研究を通じて、これからもそのパワーをより多くの女性に届けて、若々しい肌作りに役立つ商品開発に繋げていく所存です。山田養蜂場では、他にもミツバチ由来の様々な製品の研究を進め、美容と健康に貢献していきます。