地元の廃食油を航空燃料に!環境貢献の新プロジェクト
『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトの概要
持続可能な社会を目指す新たな取り組みが、愛知県で始まりました。株式会社アオキスーパーが日本航空株式会社(JAL)と連携し、家庭から出る廃食油をリサイクルして持続可能な航空燃料(SAF)に変えるプロジェクト、『すてる油で空を飛ぼう®』が始動します。この取り組みでは、家庭で使用済みとなった食用油を店頭で回収し、航空機の燃料として再利用します。
このプロジェクトは、廃食油を再資源化することによりCO₂排出を削減し、循環型社会の実現に貢献することを目指しています。家庭の小さな取り組みが、大きな環境保護につながる意義深い試みです。
スタートアップイベントの開催
新しいプロジェクトのスタートを祝うため、アオキスーパーとJALは共同で『スタートアップイベント』を開催しました。このイベントでは、先着100名のお客様にJALオリジナルのUCOボトルがプレゼントされ、多くの参加者が廃食油回収活動の重要性を実感しました。
地域の皆様にこの取り組みを身近に感じていただくことを目的として、各店での廃食油回収をスタート。参加者からは、「すてる油が飛行機の燃料に生まれ変わることに驚いている」といった感想も寄せられ、地元への環境貢献に対する期待感が高まっています。
地域自治体の協力
プロジェクトのスターティングセレモニーには、多くの自治体の市町長も参加しました。参加者たちは実際に廃食油をリサイクルBOXに注ぎ、地域全体でのリサイクル推進を図りました。以下は、セレモニーに参加した市町長や特別ゲストの一部です。
- - 8月7日 大治店:大治町長(鈴木康友様)
- - 8月23日 大府店:大府市長(岡村秀人様)、おぶちゃん(大府市公式マスコットキャラクター)
- - 9月7日 あま坂牧店:あま市長(村上浩司様)、加納虹輝選手(あま市出身)
加納選手はJALに所属しており、パリオリンピックでの金メダリストでもあります。
サステナブルな未来へ
アオキスーパーでは、2050年までの脱炭素社会の実現を目指し、地域社会と連携しながら様々な取り組みを進めています。2025年7月には、地産地消のSAFサプライチェーン推進協議会に参画し、同年8月には家庭からの使用済み油をSAFの原料として回収する計画が進行中です。また、店舗の惣菜製造から出る事業系の廃食油もSAFの原料として供給を開始します。これにより、地域の資源を最大限に活用し、次世代へと継承していく取り組みを強化しています。
社会問題解決と環境保全の挑戦
アオキスーパーは、地球環境や資源・エネルギー問題を最重要課題と位置付け、今後も地域の皆様と協力しながら持続可能な社会の実現に向けて挑戦していきます。家庭での小さな行動が、地球全体の未来につながることを信じて、地道な取り組みを進めています。このプロジェクトを通じて、環境保全に対する意識を高め、誰もが参加できる活動を広げていくことができればと思います。