子どもとつくる服
2025-11-27 09:38:14

子どもたちの創造力を生かしたファッションショーが話題に

子どもがデザインした服で魅せる未来のファッション



株式会社オンワードホールディングスが手掛ける『アップサイクル・アクション』プロジェクトが注目を集めています。このプロジェクトは、お客さまから回収した衣料品を活用し、新たな価値を生み出すことを目的としています。今回は、小学生と大学生のコラボレーションによって、さらに多様な可能性が広がりました。

産学連携の新しい挑戦



今回の『アップサイクルこどもふくプロジェクト』では、東京都の代々木山谷小学校の生徒16名と文化学園大学ファッション社会学科の学生12名が参加しました。彼らは、半年間にわたって一緒にデザインや制作に取り組んだ結果、11月22日(土)に「アップサイクルこどもふくランウェイショー」を開催しました。このプロジェクトでは、回収した衣料品を使って子どもたちが自由な発想でデザインを行い、大学生がそのアイデアを形にしました。

ファッションショーの舞台裏



ファッションショーのテーマは「アップサイクルでつなぐ、未来のファッション」。子どもたちの豊かな創造力を反映した衣服が次々とランウェイを飾り、彼ら自身がモデルとして堂々と登場しました。会場には多くの観客が集まり、学生と小学生が共に制作した作品を披露する姿には、私たちも感動を覚えました。

特に印象的だったのは、フィナーレにおいて一緒に制作に携わった大学生と共に舞台に立つ子どもたちの姿です。彼らが誇らしげに自らデザインした服を着て歩く姿からは、ファッションの楽しさと自信が感じられました。

ファッションを通じた環境意識の醸成



プロジェクトは、ただのファッションイベントにとどまらず、参加者に環境問題についても考えさせる機会を提供しています。アップサイクルとは古い物を再利用し新たな価値を生むこと。この活動を通じて、子どもたちに「ファッションを楽しみながら、地球を守る」という新しい価値観を浸透させることを目指しています。

参加者の感想と影響



参加した小学生からは「たくさんの人に見てもらえて嬉しかった」「冬をイメージしてデザインしました」「まだ使える服を捨てるのではなく、リサイクルできて良かった」。大学生からは「子どもたちの想像力に感心しました」「普段得られない経験でとても楽しかった」といった意見が寄せられています。このような交流を経て、クリエイティブな経験は彼らにとってかけがえのない想い出になったことでしょう。

社会への影響と未来への示唆



オンワードグループは、2009年から「オンワード・グリーン・キャンペーン」を展開し、リサイクルや再利用を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。新たにスタートした「アップサイクル・アクション」は、そうした取り組みの延長線上に位置づけられ、ファッション業界ならではの創造性を発揮する新たな試みとなっています。回収した衣料品をただ廃棄せず循環させるため、これからもさまざまなクリエイティブなチャレンジを続けていくことでしょう。

今回のプロジェクトは、次世代のファッションの可能性を広げ、環境に配慮した新たな価値観の育成を促すものとなりました。これからも、こうした取り組みが広がっていくことを期待しています。詳しい情報は こちら


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