EPO、45周年ライブの盛り上がりと新アルバム『EPOFUL』
日本のシティポップの先駆者であるEPOが、10月1日に新アルバム『EPOFUL』をリリースするにあたり、東京と大阪で凱旋ライブを開催しました。このライブには、EPOのメジャーデビュー45周年を祝うために、2,000人のファンが駆けつけました。
1980年にデビューし、「DOWN TOWN」や「土曜の夜はパラダイス」などのヒットを飛ばしてきた彼女。最近のシティポップブームの中で、その存在が再注目されています。ファンの熱気が溢れる中、EPOは心温まる思いを語りました。「若い頃、ポップスを歌うのが苦痛に思える時期もありました。でも、今はまた音楽を楽しむことができて、本当に幸せです。」
このライブのステージ上で、EPOは新たなエネルギーを感じており、特にコロナ禍での苦労を経て再びファンと集まれたことを「奇跡」と表現しました。「沖縄に住んでいるのですが、命のお祝いをしようという意味深い言葉があります。私にとって、このライブはそのお祝いの瞬間です。」と語り、観客との特別なつながりを強調しました。
ライブの幕開けに、白シャツ姿のEPOが登場。「くちびるヌード・咲かせます」で始まり、次に「うわさになりたい」などの人気曲を披露。客席のファンは大歓声で応え、彼女との一体感を感じました。特に、彼女が同じ高等学校の同級生と共に演奏したバンドメンバーとのMCコーナーでは、懐かしい思い出話が盛り上がり、会場は笑いに包まれました。
後半には、10月1日にリリースされるアルバム『EPOFUL』からの楽曲も試聴され、EPOの新たな挑戦にファンも期待を寄せました。「このアルバムは、私が一番聴きたい音楽を詰め込んだものです。」と自信満々に話すEPO。新曲「同窓会の知らせが届いた」や、セルフカバーした「Gift〜あなたはマドンナ」も披露され、ファンとの熱いコールアンドレスポンスが会場を包み込みました。
終盤には「DOWN TOWN」と「土曜の夜はパラダイス」で観客が立ち上がり、大合唱を繰り広げるなど、感動的なフィナーレを迎えました。また、彼女が衣装を変更した瞬間もファンの心を掴み、たっぷり2時間のステージはあっという間に終わりを迎えました。
新アルバム『EPOFUL』には、EPOの思いと新しい挑戦が詰まっています。32ページの豪華ブックレットには、著名なアーティストレスリー・キーの撮影とアートワークが施され、視覚的にも楽しませてくれます。今回のアルバムは「大人のためのポップス」というテーマで、魅力的な12曲が収録されており、EPO自身も非常に満足しているとのこと。
この45周年記念アルバムのリリースを通じて、EPOはファンの心をつかみ続けることでしょう。新旧のファンが一緒に楽しめる音楽を届けてくれる彼女に、これからも注目していきたいですね。