新上五島から美と健康を提案！海藻の力で未来を拓くプロジェクト

新上五島から発信！海藻フコキサンチンの力と未来への挑戦

長崎県・新上五島町が新たな地元産業として注目されている。最近、同町の株式会社ブルーサイエンティフィック新上五島が、国内最大規模のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」にて開催された『クラウドファンディングアワード2025』で、【下半期ベストプロジェクト・ライフスタイル部門・暮らし良品賞】を受賞した。この受賞は、持続可能な未来を目指すプロジェクトが支持された成果であり、多くの注目を集めている。

海藻がもたらす美と健康への道

同社のプロジェクトタイトルは「新上五島発海藻フコキサンチンの力で美肌と健康を！離島発ベンチャーの挑戦」。このプロジェクトは、新上五島町の島民と研究者がタッグを組み、海藻由来成分「フコキサンチン」の国産生産と製品化を目指して取り組んでいるもの。皮膚に良いとされるフコキサンチンは、スキンケア製品やサプリメントとして多くの人々の健康と美しさを支えるべく開発が進められている。

プロジェクトは2025年8月30日から10月28日までの期間で行われ、わずか約2ヶ月で驚異的な支援総額の8,767,000円が集まり、439件の支援が寄せられた。これも、島の独自の資源を活用した新しい価値提案に多くの期待が寄せられている証といえる。

持続可能な産業モデルの確立を目指して

新上五島町が直面する過疎化という課題に対しても、このプロジェクトは明るい未来の道を拓いている。廃校を再利用したラボで開発された世界最高効率の生産技術により、島の恵みを科学の力で具現化したのだ。美しい海と大自然を背景に、地域活性化にも寄与する持続可能な産業を目指している。

さらに、同社は研究開発の成果を支援者に直接体感してもらうため、フコキサンチンを配合したスキンケアシリーズやサプリメントを特別価格で提供。支援者との新しいつながりを創出し、地域の持続的な発展を実現しようとしている。

未来へのビジョン

株式会社ブルーサイエンティフィックの代表、柴田久直氏は「このたびの受賞を光栄に思います。離島の特性を活かし、海洋バイオの可能性を広げていくことで、地域資源の価値を社会に還元していきます。」と語る。さらに、彼は「持続可能なものづくりと地域の未来づくりに、引き続き挑戦していきます」と今後の挑戦を宣言した。

同社は、今後も五島列島発の独自の海藻素材を国内外に届けていく意向を示し、化粧品や健康食品のラインアップ拡充を図る。大学や企業との連携を強化し、機能性研究を進めることで、次世代に繋がっていく持続可能な産業の確立を目指している。

誰もが支援できる未来の創出

この新たなプロジェクトは、ただの商業活動にとどまらず、地域の活性化を目指し、持続可能な未来を創造する大きな力となっている。新上五島町独自の資源を最大限に活かし、地元だけでなく全国・世界にその価値を届けることを目指す。今回の受賞を契機として、地域産業の発展と、私たちの美と健康のための新たな選択肢が広がることだろう。

新上五島町の取り組みは、私たち一人ひとりが「海の恵み」を未来へ繋いでいく次世代の第一歩になることでしょう。