セレスとDINETTEが資本業務提携を強化
近年、D2C(Direct to Consumer)事業が注目を浴びている中、株式会社セレスがコスメブランドを展開するDINETTE株式会社と資本業務提携を強化することを発表しました。この提携により、両社はコスメ市場に新しい潮流をもたらすことを目指しています。
セレスのD2C事業の成長
セレスは、国内で最大級のポイントサイト「モッピー」を運営し、D2C事業を柱とするモバイルサービス事業を展開しています。発売から3年で200万足を超える販売を記録した機能性インソール「ピットソール」の成功や、ピルのオンライン診療サービス「エニピル」など、D2C領域への投資を積極的に行っています。
DINETTEのファッションとビューティーの融合
一方、DINETTEは「私らしく生きる」というミッションを掲げ、Z世代を中心とした若年層女性のニーズに寄り添ったコスメブランドを展開。代表ブランドの「PHOEBE BEAUTY UP」は、まつ毛美容液を起点に多くの話題を集め、確固たる地位を築いています。さらに、最近にはフェムケア市場への進出を果たし、「LUMERE BEAUTY」という新ブランドをローンチ。スタートアップの成長ステージに足を踏み入れています。
資本業務提携の背景
DINETTEの代表である尾崎 美紀氏はインフルエンサーとしても高い影響力を誇り、50万フォロワーを超えるSNSを運営しています。彼女の発信力と、DINETTEが運営する美容メディアによって形成されたコミュニティの活用は、D2C事業のさらなるメリットを引き出す要因と考えられています。このような背景から、セレスはDINETTEへの追加出資を決定し、資本業務提携を強化する運びとなったのです。
これからの展望
今後、両社はマーケティング資産、チャネル、ブランド開発力といった事業アセットを最大限に活用し、商品開発や販路拡大、CRMなどの分野で具体的な協業を進めていく予定です。この提携を通じて、D2C領域において新たな価値創出を目指すことが期待されています。
DINETTEとセレスの情報
DINETTEは、すべての女性が自分らしく輝ける社会を目指し、2017年に設立された企業です。美容メディア『DINETTE』の運営を通じて、ユーザーの声を反映したビューティーブランド『PHOEBE BEAUTY UP』や、フェムケアブランド『LUMERE BEAUTY』を展開しています。
セレスは、モバイルサービス事業に注力し、多様なD2C事業の展開を視野に入れる企業であり、今後の成長が期待されます。
会社概要
DINETTE株式会社
- - 住所: 東京都渋谷区神宮前2-34-17住友不動産原宿ビル3階
- - 設立: 2017年3月30日
- - 資本金: 953百万円(2025年5月末日時点)
- - URL: DINETTE
株式会社セレス
- - 住所: 東京都渋谷区桜丘町1番1号渋谷サクラステージSHIBUYAタワー21階
- - URL: セレス
この提携がどのような新しいコスメ市場の風を巻き起こすのか、今後の動きに注目が集まります。